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フィリピン最大のお祭り「シヌログ」 2009年~2020年総括版!

陽気でお祭り好きといわれるフィリピン人ですが、そんなフィリピンの国内最大のお祭り「シヌログ・フェスティバル」が、毎年1月にセブで開催されています。

シヌログのシーズンには、フィリピン国内だけでなく国外からも300~400万人もの観光客がセブへ訪れます。この時期にセブ島留学をするなら、同級生や先生達とお祭り見物を楽しまれるという方が非常に多いです。

 

シヌログとは、セブのキリスト教信仰の象徴であるサントニーニョ(幼い頃のイエス・キリスト)をたたえるお祭りです。16世紀に世界一周をしたマゼランが、1521年にセブに上陸して、当時のセブの女王にサントニーニョ像を贈りました。セブではこのときからキリスト教を信仰するようになり、女王がサントニーニョ像を抱いて踊り、周りの人達もそれに合わせて踊り始めたのがシヌログ祭りの始まりと言われています。

(16世紀から女性が強いのも、とにかく陽気な反応もセブらしくて、とても好きなエピソードです。)

 

セブでは、クリスマスが終わったころから街でシヌログの音楽が流れ出し、カラフルな飾りつけが行われていきます。1週間ほどかけて各地の教会で連日行事などが行われ、毎年1月の第三日曜日に目玉のグランドパレードが行われます。
グランドパレードの日はセブの主要道路が歩行者天国となり、色々な企業や学校、地区などの団体がそれぞれ大きな山車やお揃いの衣装を作り、サントニーニョ像を抱えてダンスをしながら大通りを練り歩きます。独特のドラムのリズムに合わせ、二歩進んで一歩下がるという「シヌログステップ」で進んでいくので、結構時間がかかります(笑)

団体ごとの衣装や山車の出来栄えを競うコンテストも行われるので、見物客も大量に集まります。パレードが良く見える場所には数千ペソの観覧席が設置されてセレブが座り、テレビ局が撮影したりしますし、パレードのルートになる道路脇にはフェイスペイントやヘナタトゥーをするお店、おやつやおもちゃや豚の丸焼きの屋台まで出ます。

そしてグランドパレードの夜には主要モールなどから花火も上がり、お祭り気分が最高潮に盛り上がります。

百聞は一見に如かず、なので写真を見てもらいましょう!

留学ウェブダイレクトでは現地駐在スタッフがほぼ毎年、シヌログの参加レポを送ってくれていて、2009年から約11年分の写真があるのですが、ランダムにご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、シヌログ参加時の注意点を。

 

・携帯電話は使えません!

数年前から、携帯電話の電波を利用する爆弾テロなどの防止のために、シヌログのグランドパレード当日は一定時間、現地通信会社が携帯電話の電波をシャットダウンするようになりました。シャットダウン中は電話や文字メッセージ、アプリでの連絡が一切取れないうえ、防犯上いつ通信が遮断されるのかも伏せられています。

友達と一緒に見物するときは、はぐれたときの集合場所や行動について決めておきましょう!

そもそもシヌログのパレードを見物するときは防犯上、最初から携帯電話を持って出かけない、という判断もありだと思います。


・汚れてもいい服装で、スリ対策も万全に!

シヌログの日は街角でボディペイントや水かけが行われたりしています。汚れてしまっても気にならない服装で出かけましょう!また、人ごみがすごい&高級カメラを持った外国人観光客も集まるので、スリやひったくりも大量に活動しているそうです。留学生の方は、極力携帯もカメラもお財布やお札も持たないで、できれば水分補給用のペットボトルと屋台で買い物できる程度のコインを入れた小銭入れだけで出かけてほしいところです。特にクレジットカードや日本の携帯など、なくして困るものは最初から持って出かけないことを推奨します!

 

・タクシーは乗れないものと思ってください!

シヌログ中は交通規制が行われ、タクシーがつかまりにくくなります。特にクライマックスとなるパレード日の午後以降は、タクシー運転手もお祭り気分で働いてくれません。パレード当日はタクシーにはほぼ乗れないものと思ってください!自家用車で出かけても渋滞に巻き込まれること必至なので、この日は多くの地元民が徒歩で移動しています。歩きやすい靴で、水分補給しながらしっかり歩く覚悟をして出かけてください!

 

・アルコールは禁止です!

パレード会場周辺はお酒の持ち込みは禁止です。また、酔っ払って参加することも禁止とされています。シラフで盛り上がりましょう!

 

・ホテル等は予約困難!

シヌログシーズンの1週間ほどは、セブのホテルは軒並み「シヌログ価格」で特別に値上がりします。留学先の学校宿舎に滞在している人は問題ありませんが、留学前後に自分でホテルに泊まって見学するという人は要注意!ホテルの予約が取れないことも珍しくありません。

 

来年、2021年のシヌログはどうなるでしょうか?

写真を見ての通り、ものすごい密集度なので、新型コロナ感染症の予防措置としてソーシャルディスタンスを徹底すると、従来通りのシヌログはできないと思われます。

ただし、もともと2021年のシヌログは、コロナは関係なく「500年記念大会」として1月ではなく2021年3月に移動して、例年よりも盛大に特別開催しようという計画もありました。

1521年にマゼランが上陸してから=キリスト教が伝わってから、ちょうど500年!なんですね。

現時点(2020年9月)ではまだ次のシヌログの開催日や実施方法は正式に発表されてはいませんが、感染症の収束後に開催できるようになれば、いつも以上に盛大に祝われることでしょう。
ここでまたその様子をレポートしたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね!

 

~11月7日追記~

来年2021年のシヌログは、例年どおり1月の第三日曜日に行われることが決定しました!ただし、新型コロナ感染拡大防止のため、見物客が集まるパレードや山車は残念ながら中止となります。
もともとシヌログは宗教的なお祭りなのでいくつかの儀式は感染対策を行いながら実施し、人気イベントでもあるダンスコンテスト等はオンラインで行う予定だそうです。

いつもと違ってとっても残念ですが、オンラインでやってくれれば、セブにいなくても&人込みにもまれずに見物することができるかもしれません!

 

~2021年1月18日追記~

オンラインでのコンテスト配信はダンス練習自体が感染拡大を助長する、ということで残念ながら中止となってしまいました。ですが代わりに過去のシヌログダンスパフォーマンス映像などが公開されています。

シヌログ当日を迎えた現地のレポートを別記事「2021年のシヌログ祭りinセブは中止!?現地の様子をレポート!」にて紹介しています!

 

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