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2021年のシヌログ祭りinセブは中止!?現地の様子をレポート!

毎年1月にセブで行われるフィリピン最大のお祭り「シヌログ」。

イエス・キリストの幼い頃(サント・ニーニョ)を称える宗教行事ですが、ダンス・音楽・伝統の衣装やデコレーションなどがとにかく派手なお祭りで、毎年フィリピン全土の地区や企業がパフォーマンスを競うコンテストや歩行者天国でのパレード、出店や花火も盛大なセブの一大イベントです。

 

 

こちらの記事で、過去のシヌログの写真やお祭りの由来について詳しく紹介しています。→「フィリピン最大のお祭り「シヌログ」 2009年~2020年総括版!」

 

きのう2021年1月17日(日)は、今年のシヌログで目玉のグランドパレードが行われるはずの日でした。

毎年1月のこの時期には、フィリピン各地や世界中からシヌログのために300~400万人もの見物客がセブに集まるのですが、新型コロナの影響下で今年はどうなる…!?と昨年から話題になっていました。

 

公式運営組織の発表や新聞などでも「感染者減ってる、予定通り決行!」「ニューノーマルの先駆けになろう!」→「いやいや危ないよ、やっぱりやめといた方がいいんじゃないか」→「今年は500年記念大会だし、ルールを決めて無観客でやればいい」→警察&医師団体「お願いだからやめて」…と二転三転していましたが、結果として以下のような対応となりました。

 

・パレードやグループダンス等の身体接触を伴うイベントは軒並み中止

・教会で行うミサなどの宗教儀式は人数を限定してオンラインで開催

・事前に撮影したダンスパフォーマンスコンテストの配信を1月17日に行う予定だったが、撮影時や練習時に感染が拡大することを懸念してそれも結局中止に。(こちらは改めて2021年4月に行われるかも、という話もあります)

・代わりに、SNSやアプリを駆使してバーチャルでつながりながら祝うための多数のイベントがオンライン開催

・ショッピングモール等での演奏や展示等は十分な感染防止策をとれば実施可能

 

SNS等を使ってバーチャルで行われるイベントの数々。(参照:https://sinulog.ph/

 

個人的には、人数を限定したり厳しいルールを定めても、一旦お祭りを開始したら絶対にルールを守らない人が大量に出てきて、せっかく落ち着いているセブでまた新型コロナの感染件数が上がると思っていたので、接触系のイベント完全中止にはほっとした部分もあります。

とはいえ、お祭り好きのフィリピン人にとってシヌログの中止は、きっと東京オリンピックの延期が決まった時の日本人よりガッカリ感が強いだろうな、、と思っていましたが、さすがフィリピン(の中でもお気楽なセブ人)、そんな中でも楽しんでおりました。

 

アヤラやSMなどの主要モールでは、シヌログミュージック(シヌログには定番のテーマソングがあります)の演奏や過去のコンテスト優勝衣装の展示、「シヌログ@ホーム」のためのシヌロググッズの販売が行われていました。

 

https://www.facebook.com/AyalaCebu/videos/746942942910730/

 

参照:アヤラモールセブ公式Facebookより

 

 

スーパーのレジスタッフはカラフルな羽がついたシヌログ帽+いつものフェイスシールド&マスク姿で接客していましたし、街行く人にもシヌログTシャツを着て服装だけでも祝っている方が目立ちました。

 

また、ここ1~2週間は、店員さんやタクシーの運転手さんも、例年と変わらず「Pit Senyor!(もとは「サントニーニョに栄光あれ!」という意味の、この時期特有のあいさつ)」と声をかけてくれました。

 

ちなみに、運営団体が過去のシヌログで優勝したチームのダンスパフォーマンス(フリー解釈部門)の映像を公開しています。

(YouTube等ではないため直接リンク先に行くと新聞記事内から見られます)

https://www.sunstar.com.ph/article/1883023/Cebu/Feature/Sinulog-Replay

 

過去にセブ島留学やフィリピン留学でシヌログ見物をしたことのある方には、とっても懐かしい映像だと思いますし、実際シヌログに参加してもこんなに正面からパフォーマンスを見るのは難しいので、一度見てみてはいかがでしょうか?

私は、2:49~あたりのバンタヤン島(セブ島留学生にも人気の海の綺麗なところです)のパフォーマンスが好きです。

 

実は、セブに数年住んでいる日本人にとっては、毎年のシヌログに対して正直「うるさい(シヌログ前後は、ドラムの重低音が響く音楽がそこら中で流れている)」「どこへ行っても渋滞がひどい(パレード前後は通行止めだらけでタクシーもつかまらない)」のような面倒な印象もあると思うのですが、そう思っていた私でも、昨日モールでシヌログミュージックの生演奏を見たときは、あのうるさいお祭りが恋しくなってちょっと泣きそうになりました。

私ですらそうなのだから、セブの人たち、例えば生まれてから毎年地元でシヌログを祝ってきたセブ出身の先生達は、もっと寂しく残念だと思います。


その分、次のコロナ収束後のシヌログは相当に盛り上がりまくることが予想されます。来る予定の方は覚悟しておいてください!

来年2022年のシヌログこそは、普段通りどころか、我慢していた分を取り返すべくいっそう派手にうるさく楽しめたら、と願っています。

私も、来年だけは、いくらうるさくても文句言わないでおこう!と思います。

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