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フィリピンのチップ事情 ~チップを渡すシーンと金額例~

フィリピン・セブ島には留学だけでなく観光旅行で訪れる人も多いです。海外で過ごして戸惑うのが、チップ文化。日本にはあまりない習慣なので、その国での相場や期待されるシーンをあらかじめ知っておくといざ現地であたふたしなくて済みます。

今日は、フィリピン・セブ島で私がチップを渡す時の金額例をシーン別にご紹介していきます。

金額には個人差もあると思うので、あくまで一例として参考にしてみてください!

(1ペソ=日本円で約2.18円。20ペソなら44円、50ペソなら110円位です)

 

セブ島留学にチップは必要?

はじめに、語学学校の中ではチップは不要です!学校規則に「校内でのチップは禁止」と明記しているところもあります。

セブ島留学は未成年からシニアまで幅広い年齢層が参加するので、平等であるはずの生徒への対応が、チップの有る無しで不平等になってしまっては大変です。

放課後や週末等に外出した時の話とお考え下さい。

 

また、アメリカやヨーロッパなどでは半ば強制的ともいえるチップ文化ですが、フィリピンではチップは義務ではありません。あくまで、良いサービスを受けたと感じた時に感謝の気持ちを伝える手段として渡すものです。

特に中級~高級なレストラン等では、会計にサービス料として10%程度がチャージされていることは良くあり、その際はチップは不要です。

チップを渡すことの多いシーンと私が渡している額をご紹介していきます。

 

マッサージショップ

留学生の方が一番良くチップを渡すことになるのは、マッサージショップではないでしょうか。

セブ島には1時間150ペソの格安から1時間2000ペソ以上の高級スパまで幅広い価格帯のマッサージショップがあります。


マッサージ店では他のお店よりもチップを期待されることが多く、お店によってはマッサージ終了後にお茶やおしぼりと一緒にTIPと書かれた袋が渡されることもあります。

私の場合、1時間200ペソ~600ペソまでのそこまで高くないマッサージに行くことが多いのですが、普通の場合20ペソ、満足した時は50ペソのチップを渡すようにしています。

1時間2000ペソ以上とかの高級スパには行かないのですが、そういう場所なら20ペソは少なすぎる気もするので、50~100ペソ渡すかもしれません。

 

多くの場合、高級スパではなくても十分満足できるのですが、1時間200ペソ未満の格安スパだと、技術の問題というより、接客で残念な思いをすることもあります。例えば以下のようなことがありました。

 

例1:施術中、隣のマッサージブースにいる同僚とずっと会話していて、静かにリラックスできない(さすがに途中でやめてもらいました)


例2:うとうとしていると、眠ったと思ったのかマッサージの手を止めて携帯を触り始める


上記の例があったときは、チップは一切渡しませんでした。

1時間300ペソ以上のお店ではこのような経験をしたことはないので、それ以来安すぎるマッサージ店は避けるようになりました。


サービスに満足しなければチップを渡す必要はありません。たとえチップ袋を渡されても、空で返すという無言の抗議で良いと思います!

 

美容系サービス

美容室やネイルサロン、エステサロン等では、1人のお姉さん~おばちゃんが時間中つきっきりで担当してくれることが多いです。

お店にもよりますが施術時間が1時間以上かかることもあるので、そういう時は50ペソを渡しています。
おしゃべりが楽しかったりクリスマスが近かったりすると100ペソ位でしょうか。

 

タクシー

最近は「Grab」という配車アプリ(別記事:「フィリピン留学に必須!「Grab」アプリの配車サービスを徹底解説!」)を使うことが多く、その場合ほぼ自動的にキャッシュレス決済となるため、チップはほとんど払っていません。


一方Grabアプリを使わない時、例えばメーターの運賃が89ペソの時に100ペソ札しか持っていない場合は「Keep the change」と言っておつりをそのままチップとして渡すことはあります。

 

日本なら普通かもしれませんが、こちらでは「車体が綺麗で臭くない・乗り心地が快適・運転が丁寧・接客や話題選びがベスト(ナンパやプライバシーに突っ込んだ質問なし)・運転中に飲食したりゲップしない、断りなくガソリンスタンドに立ち寄らない」タクシーが結構貴重だったりするので、そういうタクシーには、少額紙幣のおつりは積極的にチップとして受け取ってもらっています。
※Grabアプリで呼ぶ場合、特にGrabCarという種類の場合は上記の悪い例はかなり減ります。

 

他にタクシーでわざわざチップを渡すのは「空港へ行くとき=スーツケースを持っていて、後ろのトランクへの出し入れを運転手さんにやってもらったとき」です。
このときは配車アプリを使っていてもいなくても、20ペソ~余分なお釣りを渡しています。

 

また、これはチップとは異なりますが、セブシティからマクタン島へ行く時や山の上など人気の少ない場所まで向かう時、「メーター+20ペソ」や「メーター+50ペソ」を運転手さんから求められることがあります。
帰りにお客さんが拾いにくいと思ったらそれくらいのチップを渡すこともあります。

ですが、よほどのことでもない限り、タクシーのチップで100ペソ以上は払いすぎ、と感じます。

 

ホテル

セブ島留学中の週末に、マクタン島のリゾートホテルや離島や郊外へ泊まりでお出かけすることもあるかと思います。

私はホテルでは基本的に、チェックインのあとフロント前からお部屋まで案内してくれて、荷物を運んでくれたスタッフには20ペソを渡すようにしています。
お部屋に入って部屋の説明などを受け、鍵を受け取ると同時に、Thank youと言いながら20ペソ紙幣を渡すとスムーズです。

少額ですが、スタッフも笑顔で立ち去ってくれてその後ホテル内で会っても愛想が良いので気持ち良く過ごせます。

 

次に、枕に置いておくチップですが、1泊の場合はお部屋の清潔度に満足していれば20ペソですが、普通かそれ以下ならチップは置きません。

連泊の場合はほぼ毎日必ず置いています。これはフィリピンに限らずですが、防犯上という意識も若干あります。

旅行中で細かい紙幣がないときは、小銭をかき集めて飴等のお菓子とThank Youメモと一緒に枕元に置いておくこともあります。直接手渡しするときに小銭(コイン)というのはかっこ悪い気がしてあまりできませんが、枕チップならアリだと思います。

 

レストラン

個人的にレストランでチップを渡すことはほぼないのですが、私は少人数や一人で行くことが多いからというのもあると思います。

中級以上のレストランでは大体サービス料がかかるのでチップは不要と先に書きましたが、フィリピンの富裕層の方は特に団体で食事をするとき、サービス料の有無にかかわらずチップを渡すことが多いようです。

大人数で食事に行くと、特定のスタッフさんがつきっきりで飲み物が足りているか、料理はどうかなど世話を焼いてくれることがあるので、その方への感謝の気持ちで50~100ペソ、場合によってはそれ以上を渡す人が多いように思います。

 

日本人の若い留学生の方がレストランで普通に食事をしてチップを期待されることはあまりないかもしれませんが、大人数で行って特別に気を使ってくれたなとか、誕生日のお祝いやデートのアシストをしてくれたとか、子どもを長い時間あやしてくれたとか、そういうことがあればおつりの一部を渡しても良いかもしれません。

 

ちなみに、欧米人客の多いスポーツバーなどでは店員さんがチップ慣れしているのもあるのか、サービスがやたら良いことがあり、これはチップを期待されているな(笑)と感じることがあります。私も実際良くしてもらったと感じれば、20~50ペソ程度を置いていくことはあります。


いかがでしたでしょうか。

私の場合、ほとんどのシーンで20~50ペソ、たまに100ペソという感じです。そして満足していないときは意地でも渡しません

ちなみにフィリピンの富裕層、また日本人でも裕福そうな年配の方などは、もっとあげているように思います。

 

なお、20ペソ札・50ペソ札の小額紙幣は会計でもチップでも出番が非常に多いです。

スーパーマーケットや大き目のお店で1000ペソなどの高額紙幣を崩しておき、いざチップを渡したいとなったときにスムーズに出せるよう、常に小額紙幣を持っているとスマートです。

 

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