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フィリピン留学に必須!「Grab」アプリの配車サービスを徹底解説!【2022年更新】

フィリピン留学・セブ島留学中は、日本よりもずっとタクシーに乗る機会が多いです。

何と言っても運賃が安く、初乗り40ペソ(約96円)~、30分乗っても200ペソ(約480円)程度ですし、気軽に使いやすいです。また、フィリピンでは歩行者専用の歩道があまり整備されておらず、一年中夏の気候というのもあって、タクシーでの移動が非常に便利です。

 

外国でのタクシー利用が初めての方やフィリピンのタクシーが不安という方にとって、一番心配なのは「ぼったくり」ではないでしょうか。

ですが、ここ6年ほどでセブで完全に普及したGrab(グラブ)」という配車アプリを使えば、ぼったくりの心配はいりません!

 

配車アプリの利用には外出時のインターネット接続の確保が必須ですが(SIMフリー携帯を持参して現地でネットプランを登録 OR ポケットWi-Fiを利用)、その手間をかけても利用する価値があると思います。

今日は、セブ島留学前に入れておくと役立つアプリNo.1「Grab」アプリの使い方についてご紹介します。

 

Grab Philippinesとサービス一覧

この「Grab」、東南アジアで圧倒的なシェアを誇る配車サービス運営会社で、現在フィリピンの他にもマレーシア・タイ・ベトナム・インドネシア・カンボジア・ミャンマーにも進出しています。

セブ進出当初は自動車(タクシーまたは自家用車)の配車サービス機能のみでしたが、今ではフードデリバリーやお買い物代行など、バイクを使った多様なサービスも提供しています。

 

こちらはアプリのトップ画面です。

 

 

赤い四角で囲ったサービス一覧を簡単に説明すると…

 

Food…フードデリバリー。アプリ上で登録レストランのメニューを確認して料理を注文し、バイクで滞在先に届けてもらうことができます。

 

Delivery…デリバリー。日本でいうバイク便のような感じで、「今日中に届けたい書類」「ちょっとした手荷物(20キロまで)」等を現在地までドライバーにピックアップしに来てもらい、バイクで指定先へ届けてもらうことができます。

 

Mart…料理以外の商品をバイクで配達してくれます。セブでは2020年後半にスタートした新サービスでまだ登録店舗は少ないですが、お酒類・ペット用品・ビューティー用品・コンビニエンスストア・冷凍食品などのお店とその商品一覧が登録されています。

 

Car…配車サービス。フィリピン留学生がメインで使う機能だと思います。行先を入力すれば、現在地からの運賃や時間が表示され、登録運転手が迎えに来て目的地までスムーズに移動できます。タクシーor自家用車、大型車など利用する車の種類も選べるので詳しくは後述します。

 

Pabili…お使い、のようなもの。アプリ上で買い物リストをつくって登録スタッフに渡し、バイクで買ってきてもらうというサービスです。Grabに登録していないお店でも使えるので便利ですが、MartやFoodと違ってアプリ上で商品一覧が確認できないので品揃えや大体の値段を知っているお店で使うのが前提のような気がします。また、品切れや商品が見つからない時などスタッフとのやり取りが頻繁に発生するので留学生の方はあまり使うことがないかもしれません。

 

Gift Cards…Grabアプリを使っている友達にGrabサービスの支払いに使えるギフト券を贈れるサービスです。

 

Load…フィリピンで主流のプリペイド式携帯電話は、通話料やデータ通信料を先払い(例:200ペソ入れればその分使えるようになる)する必要があるのですが、GrabPayというアプリ内の電子マネー口座から、好きな電話番号宛に料金を送れます。自分の電話番号に送るのはもちろん、友人や恋人の番号宛に指定金額を送ることもできます。

 

「Grab」アプリひとつをダウンロードすれば、上記のサービスが使えますが、今日は留学生の方がメインで使うと思われる「Car(配車サービス)」について詳しく説明していきます。

 

Grab Carを利用するメリット

Grab Carは外出中に使うものなので、留学生の方は学校のWi-Fiではなく自前でネットを用意する必要があります。

方法としては、①日本でWi-Fiをレンタルして持っていく(高い) ②学校からポケットWi-Fiをレンタル(一部の学校のみ有料で対応あり)③SIMフリースマホを持ち込み、現地のプリペイドSIMを入れて現地の安い通信プランを登録(安くてお勧め)などがあります。

面倒と言えば面倒なのですが、それでも利用するメリットは以下の通り。

 

◆ 乗る前に運転手の顔と名前と評価がわかり、乗車記録が残る。← 安心度が高いです。

 

◆ 乗る前に料金(GrabTaxiの場合は目安料金)がわかる。 ← 留学に来たばかりだと、運賃目安がわからずぼったくりされても気づけないのでこれも安心感が大きいです。

 

◆ 行先までの道順を自分で案内する必要がない。 ← 一般タクシーは乗客に道案内を求めてくることもありますが、Grab登録の運転手ならアプリの地図で確認しているので迷うことがありません。これも土地勘のない留学生には便利です。

 

◆ キャッシュレス対応が可能で、おつりやチップに関する面倒やトラブルを避けられる。 ← Grab出現前は、特にセブの観光名所やマニラ等でタクシーに乗る時これらの心配をするのが本当に面倒でした。今はフィリピンの多くの場所で快適に利用できます。

 

◆ 運転手の評価システムがあり、一定のクオリティが保たれている。 ← 評価されることを意識してか、Grabの運転手のほうが一般タクシーに比べて運転や接客が丁寧です。ですが一度だけ、GrabTaxiで運転中に携帯メールをしていた運転手に悪い評価を入れたことがあります。(その後Grabから謝罪メールが来ました)

 

Grab Carの基本利用方法

① 現在地(Pick up Point)と目的地(Drop off Point)を指定する

こちらはアプリのトップから、配車サービス「Car」を選択した後の画面です。

現在地の地図が表示されていますが、GPS上の自分の位置と車を呼びたい場所がずれている時があるので、ピンを動かしてPick-up Pointに入力します。ここでは「Crossroads」という商業施設の出口(Exit)を出発地に、目的地としてアヤラセンターのメインエントランスを入力しました。

 

 

お店や施設の名前を途中まで入力すると、GoogleMapで自動的に場所の候補を表示してくれるので選択すれば大丈夫です。予測候補が出てこない時は、地図上でピンを動かして指定します。

モールなど大きな施設の場合、複数の乗車/降車位置候補(メインエントランスや東側入り口など)が表示されることもあります。利用時に自分が何番出口にいるのか確認しましょう。

 

ちなみに、よく使う現在地や目的地は☆をタップしてお気に入り(Favorite)に追加できるので、滞在先の学校や良く行くモール・お店を登録しておくと便利です。

 

② 予約する

目的地を入れると、選べるサービスと料金が表示されます。

 

 

ここでは、「GrabCarなら100ペソ」、「GrabTaxiならメーター料金(目安89~107ペソ)+35ペソ(赤い四角で囲んだ部分)」と表示されているので、好きな方を選びます。

iマークを押すとそれぞれの運賃計算方法が表示されますが、両サービスの違いは後ほど説明しますね!

料金表示のすぐ下は、支払い方法の選択です。GrabPayというGrabのアプリ内電子マネーやクレジットカードを登録している方はキャッシュレス対応が可能です。

(2021年はコロナ対策のためキャッシュレスのみ可能で現金は選べないので選択肢が少なく、画像にはBalanceというGrabPayの残高が表示されていますが、2022年には現金・GrabPay・クレジットカード・デビットカードから選択できるように戻りました)

選択が終われば、「Book GrabCar / Book GrabTaxi」を押します。

 

③ ドライバーの情報を確認

車がつかまると、ドライバーの現在地と自分がいる場所へ到着するまでの時間、ドライバーの顔写真と名前と評価、車のナンバーと車種と色などが表示されます。

名前の横の☆マークを押すと、過去の評価の詳しい履歴が確認できます。

 

 

Chatスペースではドライバーにメッセージを入れることができます。

例えば雨が降っていて車道から離れて待ちたい時や人が多くてわかりにくいかなと思う場所などで「I’m standing beside the red sign(赤い看板の横に立ってます)」とか「I’m wearing red shirts(赤いシャツを着てます)」とか入れる等ができますが、何も入れなくても大丈夫です。

 

④到着したらナンバーを確認して乗車

車が到着したら車のナンバーを確認して、こちらの名前を言って乗り込みます。ドライバーから「○○?」と名前を聞かれることもあります。

 

 

ちなみに、乗車中は上記のような画面になりますが、右上にある「SafetyCentre」を押すと緊急時の対応が表示されます。私も今まで押したことはありませんでしたが、押してみるとこのような選択肢が出てきました。

 

 

車内は密室ではあるので、いざというときにドライバーに知られずに車外のだれかに乗車情報を知らせるシステムがあるということは安心かもしれませんね。

 

⑤ 目的地に到着、支払いと評価

キャッシュレスの場合は目的地に着いたらThank you と言って降りるだけです。

現金の場合は、GrabCarの場合は決められた料金を、GrabTaxiの場合は予約時に表示されていた料金(メーター料金+予約料〇ペソ)を支払います。

降車後に、アプリ上で運転手を評価してください、と出るので、評価しておきましょう。また、乗車記録は以下のように後から確認することができます。

 

 

GrabCarとGrabTaxiの違い

Carは運転手の自家用車、Taxiは現地タクシー会社登録タクシー車ということです。それぞれの違いは以下の通りです。

 

① 車体の違い

Grab Philippinesによると、GrabCarに登録できる車は「ドライバーが自家用車をGrabに登録する時点で、生産から3年以内のセダン、SUVs(スポーツユーティリティービークル)やAUVs(アジアン・ユーティリティービークル。アジアの新興国で人気の小型車)もしくは同等の車に限る。ただし登録後は、生産日より7年までの車が運営できる」というルールが定められています。

つまり、新車から3年、もしくは7年以内の比較的新しい車のみが登録されているということです。

 

一方GrabTaxiは、現地のタクシー会社の車体となりますが、こちらは生産年数等のルールがありません。フィリピンのタクシーは、非常に古いものも多く、正直Taxiのほうが車体レベルがかなり落ちます

一般のタクシーでもGrabTaxiでも、窓が開かない(壊れている)とかクーラーが効かないとかドアが開けにくいとか、なんか臭い…ということがあるので、車体の綺麗さ、快適さではGrabCarに軍配が上がります。

 

② 料金の違い

GrabCarは予約料込みの料金が最初に計算されてアプリでの予約開始前に提示されます。

GrabTaxiは、予約料(利用時の需要によって変動する)+タクシーに設置されているメーターの表示金額(初乗り40ペソ+その後距離や時間により加算)で計算するのですが、予約時に「メーター料金(目安:〇ペソ~〇ペソ)に予約料をプラス35ペソ(状況により変動)して払ってください」という表示がされます。
それぞれ、渋滞状況・距離・時間等による運賃の計算方法が異なるため単純比較は難しいです。

でも感覚的に、GrabCarのほうがメーターに左右されないので明朗会計でわかりやすいです。

たまに(ラッシュアワーやGrabCarの登録車が少ない地域などで)、人気度によって追加料金が上がるのかGrabCarの表示料金が非常に高いことがあるので、私はそれが高すぎる時はGrabTaxiを、そうでないときはGrabCarを選ぶことが多いです。

 

GrabCar(自家用車のシェアリング)は怖い…?

私は、最初にフィリピンでGrabのサービスを利用しはじめた頃、GrabCarを選ぶのを避けていました。理由として、日本では知らない人の自家用車に乗る機会はほぼないのでなんとなく怖いと感じたのと、自分の持ち込み車=白タクのような悪いイメージがあったからです。

 

ですが、マニラやマレーシアなどのより大きな都市へ行った際、GrabTaxiよりもGrabCarの登録台数が圧倒的に多くつかまりやすいと聞いて恐る恐る使ってみたところ、その快適さに驚きました。

 

上の「車体の違い」で述べているように、現地の汚いタクシーと違って、GrabCarでは新しい車しか使われていないので、綺麗で乗り心地も快適な車が多いです。車の清潔度はそのまま運転手の評価にもつながるので、みなさん綺麗に管理しています。

一度だけ運転手さんの奥さんの趣味か、ぬいぐるみがたくさん積んである車もありましたが、ほとんどの車が余計な物のないシンプルで清潔な空間で、匂いが気になる車にはまず当たったことがありません。クーラーの温度や走っている時の振動、接客もタクシーより丁寧な人が多いです。ちなみに、日本で売られていないいろんな車に乗れるのも楽しかったりします!

 

私と同じ感覚で初めてGrabCarを使う時は怖いと感じる方もいるかもしれませんが、最初は友達と一緒に利用するときなどに一度使ってみてください。きっと明朗会計・清潔な車の良さを気に入ってもらえると思います。

 

Grabのコロナ対策

2021年1月現在は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、GrabのCar画面を開くとこのようなお知らせが表示されます。

 

訳:乗車予約の際は、以下の規則に従ってください。

・COVID-19感染や関連した症状のある方は利用しないで下さい。

・フェイスシールドとマスクを着用しなければなりません。

・安全な距離を取るために、乗客数はより少なくなっています。(乗客定員2名まで等)

・支払いはキャッシュレス決済のみ受け付けています。

 

「I Accept(同意します)」を押すと、予約画面に進むことができます。

 

ちなみに、フィリピンでは2020年から2021年にかけて、全国で「公共交通機関利用時のマスクとフェイスシールドの着用」が義務付けられていました。

マスクはともかく、フェイスシールドまで?と感じるかもしれませんが、セブでは軽くて蒸れにくい安いフェイスシールドが流通していて(30ペソ~)、慣れるとそこまで面倒でもなく、屋外ではサングラスのように額にひっかけて歩いている人が多く、一種のファッションのようになっていました。

日本ではタクシー業界がマスク不着用のお客さんを乗車拒否できないことに不安を感じて法改正に動いたということがありましたが、最初から法律で全員の着用が決まっているフィリピンではそこで揉める必要がなかったので、タクシー利用はスムーズでした。

 

2022年現在は、フェイスシールドの着用義務は撤廃されているので上記のルールはありません。マスク着用のみ必要となっています。
また、一時期コロナ対策のため制限されていた「GrabCar 6 Seater(大人数での移動時に6名まで乗れる大型車が選べる)」や「現金での支払い」も、2022年にまた使えるようになりました。

 

Grabアプリのインストール

アプリ登録の際には電話番号が必要です。日本の携帯番号でも登録できる(確認SMSが届きます)ので、セブ島留学への出発前にアプリをダウンロードして、個人情報の登録(クレジットカードで運賃の支払いをしたい場合はカード情報登録まで)を終えておくと良いと思います。

もちろんフィリピンに到着してフィリピンの携帯電話番号を入手してからの登録も可能です。ですが、SIMフリー携帯を持参してフィリピンの電話番号を取得するつもりがない人は、日本にいるうちに忘れずに登録しておきましょう。

 

アプリのインストールは、

iOS(iPhone)の方はこちら

Androidの方はこちら

 

アプリをインストールした後、キャッシュレス決済をするためにアプリ内電子マネーGrabPayを有効にするには、クレジットカード情報を登録するか、GCashというフィリピンで普及している電子マネーを使うか、現地セブンイレブンで現金で入金(Cash in)するなどの方法があります。

GCashについてはこちらの記事にて詳しくご紹介しています。

「アフターコロナの留学に必須?フィリピンのキャッシュレス決済GCash」

 

Grabアプリ利用時の注意点

① 位置情報はGPSを利用しているため、たまにずれが生じることもあります。また、スマホの設定でGPSをオフにしている方は、忘れずにアプリのGPSをONにしておいてくださいね。

 

②スマホを触っていると、周りや持ち物への注意がおろそかになりがちです。特に外でスマホを触る時は周囲への警戒は怠らずに、できればモールや商業施設の敷地内で利用しましょう。

路上の場合は、車道から一歩下がった安全な場所で落ち着いて操作するようにしましょう。

 

③ 雨が降っている時や現地でお祭り等のイベントが行われている時など、なかなか捕まらない時もあります。
また、ドライバーが決まってから都合により予約をキャンセルをすることは可能ですが、キャンセル数が多いと次に利用しようとしたときに優先度が下がるそうです。

(1台の車に対し複数の利用希望者がいる場合、Grab利用数が多い順やキャンセル数の少ない順で乗客の優先順位が決まるシステムのようです)

 

なお、現地SIMを入れてのネット利用方法については、こちらの記事「【フィリピン留学準備】現地SIMで留学中も快適にネットする方法!」でご紹介しています。

アプリを賢く利用して、フィリピン・セブ島留学生活をより快適に過ごしていただければと思います!

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