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学校宿舎の設備について ~①エアコン②シャワー温水器~

フィリピン留学・セブ島留学を検討していて留学先の学校を選ぶ時、「設備」も重要なポイントとなると思います。

そもそも語学学校の宿舎(寮)には一般的にどのような設備があるのでしょうか?

 

ほとんどの学校にあるのは、エアコン、シャワー温水器、ベッド、机、椅子で、一部の学校では冷蔵庫、テレビ(ケーブルテレビ)、電気ケトル、金庫などがある場合もあります。

学校によっては、扇風機やドライヤーを有料か無料でレンタルできることもあります。

 

多くの学校では、日本を含む外国・先進国から来る留学生のために、フィリピンの一般庶民の住居よりも快適な設備を備えていることが多いですが、それでも家電製品や家具自体に、日本とは異なる点が多々あります

そこで、セブ島留学の学校宿舎で一般的な設備について、日本との違いに重点を置いて、数回にわたってご紹介していきたいと思います。

 

①エアコン

まず、日本でよく見るタイプのエアコンはこんな感じのものですよね。

 

 

このタイプのエアコンは、英語でSplit type(スプリットタイプ。エアコン本体と室外機が分かれている=スプリットしている)と呼び、フィリピンでは少数派です。

 

フィリピンで最も普及しているのは、こちらのWindow type(ウィンドウタイプ)のエアコンです。

 

 

壁に開けた穴や窓の一部にはめ込むタイプのもので、屋内にある本体の真裏が室外機となっています。
スプリットタイプのエアコンと比べると、「自動温度調整機能が無い(温度やオンオフは手動で調整)」「動作音が比較的大きい」「構造がシンプルでメンテナンスが簡単」という特徴があります。

セブ島の多くの語学学校宿舎ではこのウィンドウタイプのエアコンが設置されていることが多いです。

ホテルタイプの宿舎でも、比較的新しいホテルや4つ星以上の高級な部類のホテル、アップグレードしたお部屋などでないとスプリットタイプということは少ないかもしれません。

 

ウィンドウタイプエアコンの注意点としては、自動で一定の温度に保つことができないので、こまめに自分で調整する必要があり、複数人でシェアするタイプの場合は都度ルームメイトとの調整が必要になることです。

 

国籍や年齢、性別によって快適な温度が異なり、特に日本人以外の外国人は寒い温度に設定するのを好む傾向があります。

一方、4人部屋~6人部屋などの多人数部屋の場合、若い方やお金を節約したい方が選ばれることが多く、ルームメイト間でエアコンの温度を下げたり頻繁につけたりしづらい空気がある、という話もたまに聞きます。

そのため、温度差に弱い方、極端に暑がりや寒がりの方は、シェアルームを選ぶ時は慎重に考えた方が良いかもしれません。

 

②シャワー温水器

 

 

フィリピンで初めて見た、という方も多いのですが、これはお湯(ホットシャワー)を供給するための機械です。

現地ではWater Heater(ウォーターヒーター)と呼ばれています。

常温の水道水が出る管をウォーターヒーターに繋ぐと、内部の電気ヒーターが瞬間的に温め、温水が出てくるという仕組みです。業務用の大容量のヒーターでない限り、一度に温められるお湯の量には限りがあるので、水圧を強くするほどぬるめに、水圧を弱くすると温かめになります。

 

なお、フィリピンの一般庶民は水のシャワーを浴びることが一般的で、新築の住宅などでもシャワー温水器はついておらず、お湯シャワーを浴びたい住民が後から追加で設置する、ということが多いです。

日本人が選択肢に入れるような語学学校ならまずシャワー温水器自体はついています(少なくとも留学ウェブダイレクトで紹介している学校はすべて温水器があります)。ホテルや一部集合住宅では壁の中に埋め込まれていたり、一括管理されている場合もあります。

ですが、シャワー温水器の力量にもよりますが、基本的には水圧は弱め、温度はぬるめ(水ではないが、アツアツというほどではない)です。

また、一定の水圧を感知すると自動的に温める機能がオンになるというものが多く、水圧が極端に低いとなかなかお湯が出なかったりします。電気なので、停電の際にもお湯シャワーが浴びられません。

 

5つ星などの高級ホテルですと、十分な水圧と熱いくらいのお湯シャワーがたっぷり浴びられるのですが、3つ星までのホテルや、私立病院のVIP個室でも日本人が満足するレベルの水圧と高めの温度のシャワーというのはなかなかありません。

語学学校の宿舎でも、シャワーの水圧と温度に関しては、残念ながら「日本レベル」を求めることは難しいと思っておいた方が良いです。

 

ちなみに、「水圧の弱さ」には、フィリピンの水質も関係しています。

フィリピンの水道水はマグネシウムやカルシウム等のミネラル分を多く含む硬水で、これが結晶化してシャワーの管やシャワーヘッドの穴などで目詰まりを起こします。

日本は軟水なので、日本に住んでいるとお風呂のカビには悩んでもシャワーヘッドの目詰まりに苦労することってほぼないと思うのですが、フィリピンではカビは日本に比べて発生しづらいものの、シャワーヘッドは頻繁に詰まります。

これは、お酢やクエン酸など酸性の液体や洗剤を使って掃除することである程度溶かすことができるのですが、やはり劣化はしますので、フィリピン在住者の間では「シャワーヘッドは消耗品」という認識すらあります。

 

語学学校のシャワーでシャワーヘッドを取り外してみると十分な水圧があり、ヘッドをつけると水圧が弱まるという場合、シャワーヒーター(温水器)の故障ではなくヘッドの目詰まりが原因ですので、学校へその旨を伝えると、ヘッドの掃除等の対応をしてくれる場合があります。

 

今回は日本との違いが特に大きいと思われる2つの家電について紹介しました。

引き続き、語学学校の設備についてご紹介していきますので、セブ島留学生活をリアルにイメージするのに役立てていただければと思います。

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