フィリピンのアマゾン「Lazada」登録方法と、私がShopeeから乗り換えた理由
前回、フィリピンで使えるオンラインショッピングサービス「Lazada」で日本のお菓子(ブルボンのバームロール)をフィリピン国内から購入した話を記事にしました。(フィリピンのアマゾン「Lazada」で念願のアレを入手!)
ここでは、Lazadaの新規登録方法と、もう1つの大手ショッピングサービスShopeeから乗り換えた理由をご紹介します。
Lazadaの新規登録方法
ウェブサイトの方で解説します。
まず、Lazadaの公式サイト(https://www.lazada.com.ph/)へ行き、ホームページの右上にある SIGNUP(新規登録)を選択します。
初期設定では電話番号で登録する方法が最初に提示されます。
フィリピンの電話番号がある場合は、電話番号・パスワード・生年月日・名前を入力します。
赤丸の部分を右にスワイプして、入力した電話番号にSMSで届いたコードを入力します。
これで会員登録は完了です!
なお、画面の右下にあるように、フィリピンの電話番号ではなく「メールアドレス」「Facebookアカウント」「Googleプラスアカウント」での登録に切り替えることもできます。
また、以下のような住所を入力する画面が開くので、配送先住所と請求先住所(受け取る本人が支払うなら同じでOK)を入力しておくと、商品を検索するときに登録住所までの送料などが分かって便利です。
アプリ(iPhoneの場合はこちら/Androidの場合はこちらでダウンロード)の場合も同様の流れになると思います。
別のオンラインショッピングサービスShopeeからLazadaに乗り換えた理由①
フィリピンの大手オンラインショッピングサービスといえば、LazadaとShopeeの2つですが、私は最初Shopeeを使っていて、途中でLazadaに乗り換えました。
どちらもウェブサイトとアプリの両方あるのですが、Shopeeのアプリは自分のスマホの国設定をフィリピンにしていないとアプリの新規ダウンロードや更新ができない、という問題があります(2020年時点、iPhoneの場合)。
ウェブサイトだけでも商品の検索や注文はできますが、アプリが使えないのは不便です。また、ShopeePayというサービス内通貨での支払いもShopeeアプリが無いとできません。
iPhoneを使っているフィリピン在住の外国人で、スマホのアプリストアで日本(または自国)のアプリを検索したり、サブスクリプションの支払い等に自国の通貨を使うために携帯の国設定を日本(または自国)にしている人なんて大量にいると思うのですが、そういう人達はShopeeを利用する際、アプリは一切使えないことになります。
セブ島留学生でも、長期滞在するからといってわざわざ携帯の国設定をフィリピンに変更する人はほとんどいません。
Shopeeをやめる前に、一度カスタマーサービスへ「以前使っていたShopeePayの残高が残っていて使いたいが、Shopeeアプリがグローバル対応ではないため、国設定が日本になっている今のスマホではアプリの更新ができず開けない。ShopeePayの残高をウェブサイトで使う方法が無いか?」と問合せたのですが、「無い」という返答でした。(一応スマホの国設定を日本→フィリピンへ変更することはできますが、サブスクリプションの支払い方法変更や、持っているアプリの更新時などに非常に面倒です)
その点、Lazadaアプリは携帯(iPhone)の国設定が日本でもダウンロードでき、LazadaWalletというサービス内通貨も問題なく使えます。
別のオンラインショッピングサービスShopeeからLazadaに乗り換えた理由②
長くなるのでShopeeとLazadaで迷っている人以外は読まなくてOKです!
去年、コロナが発生してフィリピン全体が厳しいロックダウン下にあった5月頃、セブではスーパーマーケット以外のお店がほとんど休業していて、娯楽的な買い物がほぼできない状態でした。
そこでゲームを買おうと思い立ち、Shopeeで中古を販売しているお店や個人を探しました。
当時お店は休業中のところが多く、個人が出品しているのが目立ったので、そのうちの二人に恐る恐る質問のチャットを送りました。すると、二人ともから「Shopee経由じゃない方法で取引したいから電話番号を教えて」「アプリを通さず取引すれば1000ペソ安くするよ。SNSのアカウントを教えて」と言われました。オークションサイトのように取引成立時に発生する手数料を節約したいのかもしれませんが、怪しく思ってShopee経由でお願いしますと返したり、商品の別角度の写真を送ってほしいと頼むと「大丈夫だから!」とはぐらかされ(何がやねん)、そのまますぐにブロックされました。二人ともレビューゼロの人でした。
ちなみにShopeeの規約では個人的な取引を持ち掛けることは明確に禁止されていて、頼まれた時点で通報してください、となっています。
ああ、詐欺か…と思い、Shopeeに通報しようとしたのですが、相手はすぐにアカウントを削除したようで、現会員ではないという理由で通報自体ができませんでした。せっかく通報システムがあるのに、問題発生後にその個人やお店のアカウントが閉じられてしまえば通報できないというのは大きな欠陥だと思います。
このままだと、悪意のある人が問題を起こしてもアカウントを何度も取り直せばいいだけで(フィリピンではプリペイド携帯の電話番号は40ペソで簡単に手に入ります)いつまでも被害を受ける人が出続けることになります。
この対応にがっかりして、もう1つの大手であるLazadaに乗り換えることにしました。
これまでの配送日数
私はセブに住んでいるので、商品の多いマニラやその近郊から注文すると、届くまでに大体5日~8日程度かかることが多いです。
ShopeeとLazada両方で、これまで私が買ったもののセブシティまでの配送にかかった日数を表にしてみました。
Shopeeでの買い物
商品種類 | 発送元 | セブ到着までの日数 |
雑貨 | 中国 | 20日 |
電化製品 | 中国 | 21日 |
電化製品 | マニラ(中国?) | 18日 |
電化製品 | マニラ | 7日 |
家庭用品 | セブ | 4日 |
クラフト材料 | マニラ | 7日 |
クラフト材料 | カビテ州 | 7日 |
家庭用品 | マニラ | 7日 |
家庭用品 | マニラ | 8日 |
Lazadaでの買い物
商品種類 | 発送元 | セブ到着までの日数 |
日本食材 | ブラカン州 | 2日 |
クラフト材料 | マニラ | 6日 |
電化製品 | マニラ | 5日 |
日本食材 | カビテ州 | 7日 |
販売者や商品の大きさなどによっても変わると思いますが、参考にしてください。
日本の通販サービスと比べて思うこと
Lazadaはまだ使い始めて数ヶ月ですが、今のところ便利に使えています。
利用してみての感想を、良い点も悪い点もあげるとすれば、
★ 普通の人の写真・動画入りレビューが多くてわかりやすい。オマケに釣られやすい(画像・映像付きレビューをするとLazadaからポイントがもらえる)&気軽に発信するフィリピン人の国民性もあると思います。
★ 商品写真やセール情報やオマケ情報が常にごちゃごちゃしていて見づらい(まあ日本の楽天と変わらないのでOK)
★ スマホアプリで通知をオンにするとかなり頻繁にセール情報が来るので、配送予定のものが無いときは通知オフが推奨(配送予定のものがあってもスマホへの事前配送通知より運送業者が先に到着することの方が圧倒的に多かった)
★ たまに商品説明が少ない、写真がおかしいなど怪しい業者もあり、日本以上に注意が必要
★ 支払い方法や配送業者も複数から選べて意外と便利。ただし表示される予定配達日はあくまで目安で、アプリ上ではずっと更新されていなかったのに、外出先で配達員から突然「あと2時間で着きます」「今向かってます」と連絡が来たりする。日本のようにきっちりと指定された日時に配達される、ということは期待できない。
といった感じです。
セブ島留学中にどうしても欲しいもの、身の回りのお店では手に入らないものがあったら、日本からの発送を考える前に、Lazadaを使ってフィリピン国内からの調達を考えてみるのも良いと思います!