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コロナ後・台風後のモアルボアルへ行ってきました!【2022年最新行き方編】

2022年5月、久しぶりにセブ島南部のダイビングリゾート、モアルボアルへ行ってきました!

モアルボアルはセブ島の中でも特に外国人観光客人気が高かった場所の1つです。
長引くコロナ鎖国で観光業が大打撃を受けていたところに、昨年12月にセブ地域に来た超大型台風Odetteの被害も大きかったと聞き、心配していました。

また、コロナによるロックダウン期間中に、セブシティからの長距離バスが一時運行を休止したりもしていたので、行き方の変化や値上げなども気になっていました。


今日は、コロナ前との比較も踏まえ、セブ中心部からの行き方(2022年最新版)を中心に記事を書いていきたいと思います!

 

なお、今現在は一時的に?円安なので1ペソ=2.4~2.5円位ですが、ここ数年は2.1~2.3くらいです。(100ペソ≒210円から230円)
価格はペソで表記するのでそのときのレートで計算してください。

 

モアルボアルの魅力(超個人的見解)

セブ島留学生にも人気のこのスポット、私はもう7~8回は行っています。
他の観光地は1回行けば十分、ということも多いのですが、何度も行ってしまうんですよね。
私がモアルボアルを気に入っている理由は5つあります。

 

① セブ中心部から陸続きなので、他の離島へ行く(船を使う)ときと違って天候に左右されない

② セブから長距離バスに乗って寝ていれば着くので簡単、安い!(バス代はなんと100数十ペソ)

③ ダイビングをしなくても、シュノーケルでウミガメやイワシの群れにいつでも会える(私は遭遇率ほぼ100%)

④ 欧米人に人気のスポットのため観光客の国籍が豊富で安い宿も多い

⑤ セブ・マクタン島のビーチリゾートに比べて素朴で小さな街にもかかわらず、モアルボアルが好きで定住した欧米人が経営するリゾートやレストランが点在していて、宿と食べ物のレベルは意外と高い

 

 

 

もちろん海も綺麗です。白い砂浜が有名なホワイトビーチも人気ですが、ウミガメに会いやすいのはパナグサマビーチの方なので、私はもっぱらパナグサマビーチへ行きます。
今日はそちらへの行き方を紹介しますね。

 

セブ中心部からモアルボアルへの行き方

まず、セブ中心部からモアルボアルへ行く方法は、大きく分けて2つあります。

 

①タクシーをチャーターして行く

②長距離バス(とトライシクル)で行く


です。どちらも所要時間は3時間から4時間程度です。

 

①のタクシーチャーターは、旅行会社等で事前に予約すると片道3500~6000ペソ(レートにより約7,500円~15,000円)ほど。
セブの滞在ホテルや空港からモアルボアルの宿まで一直線に向かえるので楽ですし、土地勘やスケジュールの余裕がない短期の旅行者にとっては一般的な行き方です。
留学生の方であっても、家族や大人数で行く場合や、小さな子ども・高齢の方・疲れやすい方がいる時にはいい方法です。
ドライバー個人と交渉するともっと安くなることが多く、現地のガイドさんなどと雑談していると、片道2000ペソが底値かな、という感じです。(以前、モアルボアルからセブまでなら1000ペソで行ったこともあります)

 

②の長距離バスは、なんといってもお値段が安いので、セブ島留学生により人気のある行き方です。私もいつもこの方法で行っています。

ここからは、2022年版の②の行き方をレポートします!

 

セブ市内バスターミナルと利用バス

セブシティからモアルボアルへ向かうには、セブ市ダウンタウンに近いSouth Bus Terminal(サウスバスターミナル)から出ているCeres Liner(セレスライナー)というバス会社の長距離バスを利用します。
これはコロナ前から同じです。

 

 

こちらが2022年5月のサウスバスターミナル内の様子です。

 

 

 

 

 

コロナ前から変わった点は、バスのチケットをバス車内で買うのではなくターミナルで購入(&ネットで事前購入もできるようでした)するようになっていたこと、柵が増えて乗客の流れが少し整理されやすくなっていたことでした。

 

こっちがコロナ前、2015年のバス乗り場付近の様子です。

 

 

ディスタンスもへったくれも無い感じですね。
この頃はターミナル内の行き先表示なども分かりづらかったので、しょっちゅうたくさんいるスタッフの「どこ行き?○○ならそっち!」のような声が飛んでいました。

 

それに比べると、今は行先が分かりやすく大きく表示されているのも、人のすれ違いが少なく歩きやすくなっているのも、大きく改善した点だと思いました。

 

一方、汚いのに有料なトイレは健在でした。

 

 

1回5ペソ(ペーパーは別売り)です。

トイレはできるだけバスターミナルに向かう前に済ませましょう!!

 

ちなみに、2022年5月現在、一応地域のルール上では公共交通機関利用時はワクチン接種が必要となっているのですが、バスターミナルでは一度もワクチン接種カードの提示を求められませんでした。マスク着用は必要です。

 

さて、フィリピンバス旅行では、もう一点大事なポイントがあります。
チケットカウンターで行先を言うと「エアコンか、オリジナルか?」と聞かれます。
オリジナルというのはノンエアコンのバスのことで、冷房がありません。

私はエアコンが苦手なので、オリジナル(ノンエアコン)を選択することが多いです。

モアルボアルまでのチケット料金は、エアコンありのバスが198ペソ、エアコン無しのバスが167ペソでした。
コロナ前の2019年に行ったときは127ペソだったので40ペソ値上げされていました。

 

 

カウンターでチケットを購入すると、その背後に乗り場(Bay)が並んでいるのでそちらへ上のレシートを持って向かいます。

モアルボアル行きはBarili(バリリ)経由Batu(バトゥ)行きのバスに乗るのですが、Bay2乗り場、と壁に大きく表示されていました。

乗り場前にいるお兄さんかお姉さんにレシートを見せると、乗るバスの車体番号をペンで書いてくれました。
このレシートは乗った後にもチェックされたので、捨てないように持っておきましょう。

 

 

エアコンバスとノンエアコンバスの違い

ここでバスの違いについて説明します。

私はノンエアコンを選びましたが、一般的には留学生にはエアコンバスの方が人気です。

というのも、エアコン無しのバスの方が格段にボロく、シートや車内の快適性がかなり落ちるからです。

写真で見てもらった方が分かりやすいですね。

こちらがエアコンバス。

 

 

そしてこちらがノンエアコンバスです。

 

 

 

 

ノンエアコンバスの小ささ、古さがお分かりいただけるでしょうか…?

運転手さんは汗を拭きながら運転するのでシートにもかなり年季が入っています。

 

そしてローカルの利用者が多いノンエアコンバスは、フィリピン人の平均身長に合わせてか、シートが小さいです。
私は小柄な方なのであまり問題に感じませんが、170cm以上ある方、身体の大きな方は絶対窮屈だと思います。

 

コロナ後のノンエアコンバスのメリットは、窓を全開にして走るので、万が一車内にコロナ陽性者がいても、うつる可能性がかなり下がりそうなこと位でしょうか。

 

 

上は、今回乗ったノンエアコンバスのぼろぼろシートです。
背もたれが壊れていたり、席自体がグラグラしたりしていることもよくあります。

身体の大きな方、暑がりの方、少しでも快適なシートに座りたい方は、迷わずエアコンバスを選びましょう。

 

ただ、エアコン有りのバスにすると、車内が相当寒いです。
私の場合、普通の夏服だとモアルボアルまでの約3時間半は耐えられません。
もし私がエアコン有りのバスに乗るとしたら、ただの長袖シャツでは足りず、厚手のトレーナーやニットのカーディガンが必要になります。

そこまでではなくても、普通の日本人にとってもかなり寒いと思うので、エアコンバスに乗る場合は長袖はかならず持って行ってくださいね!

 

モアルボアルまでの道のり

それでは、モアルボアルへの行き方に戻ります。
まず、セブの多くのバスは、時刻表が決まっていません!

30分から1時間に1本程度の頻度ではありますが、好きな時間に出発します。

これまでのモアルボアル行きの経験では、バスの車内に入ってから10分~40分以内には発車することが多いです。

8回くらい行った中で過去に1度だけ、なかなか出発するバスがなく、ターミナルに着いてから発車まで1時間と少し待ったことがありました。

 

モアルボアルまでの所要時間は、渋滞状況と運転手さんの運転の仕方(性格)に左右されます。

道が空いていて飛ばす運転手さんだと2時間半道が混んでいたりすると4時間弱ほどです。

今回は、道は空いていたけれどまあまあ丁寧に運転する方だったので、3時間ほどで到着しました。

途中山道もけっこう走るので、スピードを出しすぎない運転手さんの方が安心です。

 

 

モアルボアルの中心地に到着する40分ほど前に、一度トイレ休憩があります。

日本の長距離バスと違ってアナウンスも何もなくバスが停まり、運転手さんがバスを離れるので、車掌さんに聞くと、大体10分のストップだよ、と言われます。多分運転手さんのトイレ&軽食休憩ですね。

 

いつも同じ場所で停まっていたのですが、コロナ後初の今回は、コロナ前と止まる場所が変わっていました
セブのサウスバスターミナルを出発して2時間20分後くらい、Bariliという地域に入って少し行ったところです。

 

 

 

 


今の方が海が見える綺麗な場所で、買えるものも豊富でした!

ただトイレはあんまり綺麗ではなさそうだったので、やはりトイレはバスに乗る前に済ませておくか、モアルボアルのリゾート到着後に行くことをお勧めします。

 

バスが停車する場所は、ダイビングショップやホテルなどが集まるパナグサマビーチまで4キロの地点で、モアルボアルターミナル、と呼ばれています。

地図ではこのあたりです。

 

 


モアルボアル、と言って停まることがほとんどですし、外国人観光客の多くはここで降りるのでわかりやすいとは思いますが、不安であれば車掌さんに「Drop me at Moalboal terminal」と声をかけておきましょう。

ここからリゾートエリアまでは細い道が続くので、トライシクルで滞在先ホテルやビーチまで向かうことになります。

 

トライシクルとは、オートバイに箱がついた乗り物のことです。

 

 

観光客がCeres Linerの長距離バスから降りると、大体その場でトライシクルの運転手が「パナグサマビーチ?」「ホワイトビーチ?」などと声をかけてきます。

本当は乗り合いできるのですが、自分一人や連れと二人だけで乗る時は、大体ターミナルからパナグサマビーチまで片道150ペソ(約350円~400円)です。

3名以上で乗りあったり(最大5人くらいまで載せられます)、ローカルの人だともっと安いと思います。

 

私がいつも泊まるホテルまでは、トライシクルで20分ほど。

こんな感じののどかな道をがたがた走ります。

 

 

ホテルや台風後のモアルボアルの様子などは、また別記事で紹介しますね。

 

帰り道でのハプニング①ラッキー無料乗車

モアルボアルからセブ中心部までの帰り道も行きと同様で、3時間~4時間程度です。

ただ、夕方にかかる時間は道路が渋滞するので4時間以上かかることが多いです。
過去に5時間ほどかかったこともあります。

 

まず、行きの時と同じように、パナグサマビーチから長距離バスが停まる場所(ターミナル)まで、トライシクルで向かいます。

コロナ前はどこのリゾート前にも常にトライシクルが待機していましたが、観光客の少ない現在は見当たらず、泊まったリゾートのフロントに聞くと、電話してトライシクルドライバーを呼んでくれました。
待ち時間10分くらいで、料金についても「ターミナルまで150ペソね」とフロントの人がドライバーに確認してくれたのでスムーズでした。

 

ターミナルについたら、この場所でバスを待ちます。
例によって時刻表は無いのでなんとなく突っ立てのんびり待ちます。

 

 

なお、エアコンバスとノンエアコンバスのどちらが先に来るかもわかりません。友達と行くときは「2台見送ってもエアコンバスが来なかったらノンエアコンバスにしよう!」などと決めておくといいです。

ちなみにこの奥にある像の方へいくと、観光案内所もあります。

 

 

するとここでラッキーなハプニングがありました。

なんと最初に来たCeres Linerのバス(ノンエアコンのバスでした)が、Free Bus=無料で乗れるバスだったのです。

隣でバスを待っていたローカルの乗客がガバメントのフリーバスだよ、と教えてくれました。

このフリーバス、私はコロナ後のセブ市でも何度か遭遇したのですが、どうも政府が市民サービスの一環でランダムに実施しているようです。

フリーバスに乗ると、車掌さんが名前と出身地と連絡先を書く紙を回してきて、それに記入する必要があります。

そのときにも「なんでフリーなの?選挙関係ある?(ちょうど大統領選挙の数日前でした)」と聞いたのですが、「選挙は関係ない。ガバメントのサービス!」との回答でした。

理由の分からない無料ってなんか怖いんですが、しかもセブ市内の短距離移動の9ペソとかではなく、160ペソ以上の長距離なので、ほんとにいいの?という感じでした。

 

物価が安いのでピンと来ないかもしれませんが、モアルボアルからセブ市内のバスターミナルまでの距離は約86キロです。

日本で言うと、東京駅から神奈川県の端の方の小田原城まで行くバスに乗ったら、突然無料になったみたいな距離なので、かなりラッキーでした。

 

私はモアルボアルではたくさん泳ぐので、帰りのバスではいつも爆睡してしまいます。

この日もバスが発車してから20分ほどで眠ってしまい、トイレ休憩があったかどうかも分からないままでした。(すみません)

この後、ハプニングがあるまでは…。

 

帰り道でのハプニング②途中で放り出し事件

モアルボアルのターミナルを出発して2時間30分、ノンエアコンバスの狭いシートで眠りこけていたら(きっちりと貴重品は抱えています)、肩をたたいて起こされ、周りを見るとみんながバスから降りていました。

 

外を見てもバスターミナルよりずっと手前、Bulacao(ブラカオ)かPardo(パルド)という地域のようです。

すると車掌さんが「サウスバスターミナルに行くには、ここで待ってこの後来るバスに乗って」と言ってきたので、何か車体のトラブルでもあったのかと思ってとりあえず降りたんです。

待つなら冷たいコーラでも買おうかな、とのんきにその辺のサリサリ(雑貨屋さん)をのぞいたりしていると、同じバスの乗客が数人でタクシーを捕まえているのが見えました。

別の行き先に行くのかと思いましたが、他にも乗客らしき人がジプニーに乗ろうとしているのも目撃します。(このバスの乗客はほとんどフィリピンの方で、大体3~4人のグループばかりでした)

 

このあたりで、私が車掌さんの英語を聞き間違えたのかと不安になってきました。
同じバスに乗っていた唯一の外国人と思われる、ヨーロッパ系らしき男性二人組がいたので近づいて、「私ここでバス待ってて、って言われたんだけど合ってる?」と尋ねました。

すると彼らも「そう!僕らもここで待ってたら小さいバスが来るから、て言われた!」「でもあれ明らかに普通のジプニーだよね…(別の乗客らしき人がジプニーに乗りこんでいるのを見ながら)」と戸惑っています。

 

私達がこの会話をしている最中に、なんと同じバスに乗っていたと思われる他のローカルの乗客たちは全員周囲にいなくなってしまいました。
その速さ、バスが停車して5分経ってないです。
フィリピン人、あきらめが良い(自分でなんとかする)のか、バス会社の言うことを信用していないのか、行動が早すぎです。

 

一瞬、私たちガイジン3人は車道脇で途方にくれたのですが、ふと気づいて「…これさあ、ここにそのスモールバスが本当に来たとしても、車掌さんには私達がさっきのバスの乗客って分からんくない?」というと「ほんまやな。ただのタクシー探してる外国人観光客にしか見えんな」と返ってきて「とりあえず市内に戻ろうか、でもまだまだ遠いよね~」「どこ行く?タクシーかな?」となりました。

ちょうどそこに始発らしきジプニーが停まったので、運転手さんにどこ行き?と聞くとなんとEモール(エリザベスモール)行き、サウスバスターミナルの近くにあるローカルショッピングモールへ向かうジプニーでした。
すぐに2人と一緒にそのジプニーに乗りこむことにしました。

 

ジプニー内で会話したところでは、彼らはフランスから来ている観光客で、コロナが始まったときは仕事でマレーシアにいたそうです!
フィリピンでの2週間のバケーションのことや、マレーシアとフィリピンのダイビングスポット、自国以外でのコロナ禍で大変だったこと、ビザや各国(日本も含め)の入国の厳しさなどについていろいろおしゃべりしていると、30分ほどですんなりバスターミナルの近くに着きました。

ジプニーの運賃は一人12ペソ。モアルボアルからの167ペソが無料になったと思ったら、最後の最後でお金がかかってしまいましたが、サウスバスターミナルまでタクシーで移動していたら200ペソくらいかかったと思うので、二人と乗りあえて良かったです。

(私一人だけだと、土地勘のないローカルな場所から大きな荷物を持って一人でジプニーに乗るのはためらったと思います)

別の行き先に向かう2人とはEモール前で、お互いにお礼を言い合って、笑顔で手を振って別れました。

 

久々のモアルボアル旅行の最後の最後でこういうハプニングがありましたが、他の旅行者との思わぬ交流があったことで、むしろ楽しめた印象です。

長く続いたコロナ禍で忘れかけていた、海外一人旅ならではの醍醐味だなあ、と思いました。

 

セブから気軽に行ける台湾とかマレーシアとか、日本の東京にも早く行けるようになればいいな、と願っています。

もう数ヶ月もすれば、留学も再開して、フィリピン・日本の入国時の要件も今よりさらに緩和されそうな感じなので、皆さんがまたフィリピン留学中にモアルボアルに行くときは、この記事も参考にしていただければと思います!

 

また、次の記事では、現時点でのモアルボアル・パナグサマビーチについて、台風の影響と外国人観光客の再開の様子、過ごし方や1泊2日旅行でかかった費用などを紹介しています。

コロナ後・台風後のモアルボアルへ行ってきました!【2022年リゾートの様子編】

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