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コロナ後・台風後のモアルボアルへ行ってきました!【2022年リゾートの様子編】

先日の記事で、セブ島南部のダイビングリゾートモアルボアルへセブ中心部から行く方法を詳しくお伝えしましたが、今日は今現在(2022年5月)のパナグサマビーチの様子を紹介します。

 

昨年の台風Odetteの影響について

前提として、昨年の2021年12月に、超大型台風22号=フィリピン名Odette(オデット)がセブ島に上陸し、暴風や高波の影響でセブ島南部のモアルボアルにも大きな被害が出ていました。

そもそもセブ島は、地形の関係でフィリピンの中では台風被害が少ない地域です。
ですがいろいろな偶然が重なって、過去30年一度もなかったような被害が出てしまいました。
この台風は瞬間最大風速が秒速70メートル。これは日本の気象庁でも、「走行中のトラックが横転する」「鉄塔が風で曲がる」「細い木や古い電柱は根元から折れる」というくらいの強さです。

フィリピンの特に田舎の方は簡素なつくりの建物が多いのですが、海からの風を遮るものがないビーチリゾートでは、この台風でかなり多くの建物が損傷し、半壊・全壊した例も珍しくないようでした。

 

ですが、2022年2月にフィリピンが外国からの観光客の入国を解禁し、セブ州知事などのサポートもあってモアルボアルも復興・再開をし始めて、4月頃にはいくつかのダイビングリゾートがSNSなどで発信していました。

フィリピン全土のコロナ規制が4月からかなり緩和されたこともあり、私も長らく行っていなかったフィリピン国内旅行に行こう!という気になりました。

 

台風被害が残っている様子

今回私が行ったモアルボアル・パナグサマビーチは、ダイビングを楽しむ観光客が多く集まるエリアで、1キロ程度の海岸沿いにダイビングショップやレストラン・バー・カフェ、バックパッカー向けの安宿から1泊4000ペソ程度のホテルまでが所狭しとならんでいます。

台風から5ヶ月経っているので、修復されている建物も多かったですが、被害がそのまま残っていたり、再開の気配がない場所もいくつかありました。

 

例えば、玄関の可愛い青タイルが印象的なカフェ・セブアノというお洒落なカフェバーがあったのですが、この光景を見た時はショックでした。

 


入り口の青いタイルだけを残して、お店のほとんどが無くなってしまっています。

こちらは公式フェイスブックにあった、営業時の様子です。投稿によると、残念ながら閉業を決めてしまったようです。

 

 

こちらは「リトルコーナー」というパナグサマビーチでは老舗のローカルレストラン。

分かりやすい場所にあって、眺めのよいテラス席で安くて美味しい料理が食べられる人気店ですが、海に張り出した部分の屋根が丸ごと無くなっていました。

 

 

ただ、営業は続けているようだったので、観光客が戻るのに合わせて、そのうち屋根が作られそうではあります。

 

パナグサマビーチの真ん中あたりにある、これも老舗のダイビングショップ&ホテル、Savedra Beach Resortも、屋根のほとんどが無くなっていました。

 

 

ですが、Savedraは修復工事の真っ最中で、お兄さん達が忙しく働いていたので、来月あたりには再開しそうです!

 

修復&再開済みのお店やホテル

パナグサマビーチの中でも、海に面している側のお店はやはり被害が大きいようでしたが、例えばSavedraのすぐ向かい側(内陸側)にあるフランス人オーナーのカフェ、The French Coffee Shopは通常営業していました。

 

 

 

ここは朝食が豊富でおすすめです!

 

 

上のカフェを始め、外国人オーナーのお店やリゾートの方が、早く再開している印象を受けました。

 

他に歩いていて、目立った損傷もなく(または修復済みで)以前と変わらない様子で営業していたところは、D´ Gecko Hotel

 

 

欧米人客が多い宿で、食事やアクティビティーツアーの申込みもできるTipolo Beach Resort

 

 

ここでは近くにあるカワサンの滝でのキャニオニングや、登山などのアクティビティーツアー募集も再開していました!

 

 

そして、私がよく泊まっているQua Vadis Dive Resortも無事再開され、相変わらず綺麗に保たれていました。

 

 

 

 

私はパナグサマビーチではここの他にもいくつかのホテル(大体1泊1500~2800ペソの範囲内)に泊まっていますが、このQua Vadis Dive Resortが一番のお気に入りです。

パナグサマビーチ南端に近い静かな場所にあり、独立したヴィラタイプの部屋でプライバシーが保ちやすく、万が一雨が降って海で泳げなくても綺麗なプールもあり、ホテル前の海でウミガメに会えて、ダイビングの申し込みやシュノーケルギアのレンタルもホテル内でできるからです。

あと、わりと築年数が経っているはずですが、水回りやプールや庭がいつも綺麗にメンテナンスされています。

 

ホテルの人によると、台風では敷地内の木が折れたり雨どいが壊れたりボートが損傷したりの被害はあったそうですが、既に修復はほぼ終えたとのことでした。

台風被害やコロナ禍の影響による縮小も心配していたのですが、コロナの間に新しい宿泊用ヴィラが追加で建てられていたり、シャワーの水圧やWi-Fiの速度もコロナ前に来た時より良くなっていて、安心しました。

 

モアルボアルでのコロナ対策について

フィリピン国内の移動規制が一番厳しい時は、セブシティからモアルボアルに行くにも陰性証明の提示などが必要でしたが、今(2022年5月)はほとんどそうした規制はありません。

唯一、ホテルにチェックインするときに非接触体温計で体温を測って健康状態のアンケートに記入したくらいで、ワクチン接種証明も求められませんでした。
(日本から来た場合はパスポートや接種証明を求められる可能性もあるので、一応持参推奨です)

それから、お部屋に以前は無かった空気清浄機が置いてありました。

 

現在、フィリピンでは公共の場ではマスク着用がまだ義務なのですが、モアルボアルでの着用率はあまり高くなかった印象です。
セブ中心部でも、マスク着用率は田舎ほど下がる傾向にあるのです。

私が泊まったホテルのフロントスタッフなどは着用していましたが、レストランなどではあごマスクの人も結構いました。

夜ご飯を食べたフランス人オーナーのレストランでは、オーナーも途中で入って来たフランス人団体客も全員ノーマスクで、さすがフランス…笑と思いました。
接客係にマスクをさせていないお店は、コロナ開始以来、ここで初めて見ました。

 

私としては、セブで丸2年以上、自宅以外ではほぼマスク着用の生活を送っていたので、狭い場所ではノーマスクはまだ不安な感覚もあるのですが、モアルボアルの広々としたスペースのある場所や屋外などではあまり気になりませんでした。

 

モアルボアルでの過ごし方

私はモアルボアルではダイビングをするときもあるのですが、今回はただのんびりしたかったので、シュノーケリングだけしてきました。

 

初日は15時過ぎに到着し、日が落ちる前にホテル敷地内から降りられる海へ入ってひと泳ぎしたところ、台風&コロナ前と変わらない場所でウミガメ2匹と遭遇し、イワシの群れとも泳ぐことができて、大満足です。

 

 

海から上がった後は、夕陽を見ながらシェイクを飲んで、読書をしたり他の旅行者とおしゃべりをしたりして過ごしました。

 

 

 

そのあと夜ご飯を食べに、パナグサマビーチから10分程度内陸方面に歩いて向かいます。

ここで痛恨のミス。
以前ここの記事を書いていて知った「Kugita Seafood Restaurant」に行きたくて楽しみにしていたのですが(関連記事「フィリピン地元紙で英語学習!「セブ南部で食べたい5つのもの」)、この日はフィリピンの祝日で、お休みだったのです…!

 

 

しょうがないので、その近くにあるフランス人オーナーのレストランで食べてきました。

 

 

まあ、コロナ前・台風前の全盛期に比べるとリゾートやレストランの営業率は低いけれど、どこか開いているところはある(外国人オーナーのお店が多い)ので、困るというほどではない感じです。

 

翌日は、目覚めてすぐにホテルのプールで泳いで、散歩がてら外に朝ご飯を食べに行き、戻ってから海で泳いでウミガメの朝食風景を観察しました。

この日も1時間ちょっとの間に、子どもから大人までいろんなサイズの3匹のウミガメに会えました。

シュノーケルで海の底(3~4メートルくらいのところ)を見ていると、以前は無かったタイルやら柱の一部のような、建材ゴミがいくつか目に入り、台風被害の痕跡を感じてしまいました。

でも、魚や亀や深いところの珊瑚などは元気でした!

 

そして海にも通りにも外国人観光客の姿がちらほらあり、フィリピンの観光が少しずつではありますが戻ってきているのを実感することができました。

 

 

以前はこの空き地のような空間で屋外マッサージを受けられたのですが、観光客の少ない今は残念ながらやっておらず、おっちゃんが哀愁を漂わせていました。
でもスペースはそのまま残されているので、もう少し観光客が増えればまたすぐに再開しそうです。

 

 

リゾートの中にマッサージ師さんを呼べる場合もあります。

私は外でマッサージを受けるのが大好きなので、チェックアウトしてからホテルのプールサイドでマッサージを受けることにしました。

 

 

ここのプールサイドで1時間のマッサージを受けて、400ペソです。
リゾート価格でセブ市内よりは高いですが、海の音を聞きながらのマッサージの幸せ感には代えられません。

 

実はパナグサマビーチでは、日本から来た旅行者の方と会話する機会もありました!

再開したばかりのモアルボアルで、日本からの航空券もまだ高い今の時期、まさか日本人観光客に会うとは思っていなかったので、いろいろおしゃべりして楽しませてもらいました。

彼らはせっかくの旅行なので、ダイビングもがっつり、キャニオニングやトレッキングも行き、レンタルバイクでリゾートから離れた街も散策したりと大いに満喫しているようでした。

今はまだ日本帰国時に見せるPCR検査(フィリピン滞在中に受けるよう手配)とか隔離(その時点ではワクチン2回のみの場合は必要)とかがいろいろ面倒そうではありましたが、もう数ヶ月でまた緩和されそうな雰囲気はあります。

 

私も今回のモアルボアル旅行が楽しかったので、また1年以内に再度来たい(次はKugitaレストランの開いている時に!)と思います。

 

今回のモアルボアル旅行で使ったお金

最後に、今回の1泊2日旅行で使ったお金について、まとめておきます。

 

・交通費…784ペソ

・宿泊代とチップ…2,807ペソ

・飲食代…1,750ペソ

・娯楽…400ペソ

合計5,741ペソ(約12,000円~14,300円くらい)でした。

 

一応内訳も書いておきますね。

 

<交通費>

・自宅→サウスバスターミナル タクシー 135ペソ
 ※メーター125ペソ+タクシーでターミナル内に入る時の料金10ペソ)

・サウスバスターミナル→モアルボアルターミナル Ceresバス(ノンエアコン) 167ペソ

・モアルボアルターミナル→パナグサマビーチのQua Vadis Dive Resort トライシクル 150ペソ

・パナグサマビーチのQua Vadis Dive Resort→モアルボアルターミナル トライシクル 150ペソ

・モアルボアルターミナル→セブ郊外 Ceresバス(ノンエアコン) 無料 
 ※前回記事で紹介した政府のフリーバス

・セブ郊外→サウスバスターミナル ジプニー 12ペソ

・サウスバスターミナル→自宅 タクシー 170ペソ

 

<宿泊代・チップ>

・Qua Vadis Dive Resort 1泊1室(アゴダで事前予約) 2687ペソ

・ホテルやレストラン、マッサージ師さんへのチップ 120ペソ

 

<飲食代>

・ココナツシェイク 110ペソ

・夕食(お酒、前菜、メイン、デザート、コーヒー) 940ペソ

・朝食 250ペソ

・マンゴーシェイクとピザ 400ペソ

・ホテル冷蔵庫の水 50ペソ

 

<娯楽>

・マッサージ1時間 400ペソ

 

※今現在は円安で1ペソ=2.4~2.5円くらいですが、ここ数年は2.1~2.3円くらいでした。

※リゾートは水が高いので、セブのスーパーで大きい水ボトルを買って持っていく人もいます。

私は小さめの水ボトル1本と甘くない緑茶1本を持参していました。

他に、インスタントコーヒーとケトルはあっても紅茶が無いホテルが多いので、紅茶やお茶のパック、簡易スリッパ、多すぎるくらいの小額紙幣もいつも持参しています。

 

 

セブ中心部からモアルボアルへのバスを使った行き方は、前回の記事「コロナ後・台風後のモアルボアルへ行ってきました!【2022年最新行き方編】」で詳しく紹介していますので、そちらもよろしかったらご覧ください!

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