お料理英会話!フィリピン料理を作りながら楽しく英語学習
プレミア・ホテルキャンパスでは、授業内容を16種類の科目から自分で選ぶことができますが、そのうち2つの科目は少し変わった内容となっています。
左下の「外で実践英会話」と「お料理英会話」という科目です。
特に「お料理英会話」は、滞在するホテルのお部屋にキッチンがついているプレミア・ホテルキャンパスならではです。
「外で実践英会話」は以前の学校ブログ記事で紹介しています。
(記事はコロナ前に書かれたものですが、現在も同様にやっています!)
今回は、「お料理英会話」の授業は実際にどんな感じで進めていくのか、デモ授業の様子を紹介したいと思います!
日程やメニュー決め&買い物
「お料理英会話」や「外で実践英会話」などの授業科目は「留学期間中、月曜日から金曜日までの毎日選択したい」という方は実はとても少ないです。
そのため、最初は他の授業を受けておいて、やりたくなったら都合のよい日を決めて「○日は、○時からの授業をお料理英会話に切り替えたい」のように事前に日本人スタッフもしくは授業を受け持つ講師に伝えていただければ大丈夫です。
作る料理のメニューはなんでも良いです。
これまで生徒さんがクラスで作られたのはフィリピン料理がほとんどでしたが、以前カレーを作られた方もいらっしゃいましたし、仲良くなった先生とフィリピンで人気のフライドチキンについて話すうちに、日本風の唐揚げを作って食べさせたくなった、という方もいらっしゃいました。
材料費は生徒様負担になりますので、ほどほどの量で、そしてやっぱりローカル材料を使うフィリピン料理の方がリーズナブルにつくることができます。
私は今回フィリピン風春巻のルンピアと、デザートのブコパンダンをリクエストしました。
どちらもがっつりフィリピン料理です。
2品なので授業時間は2コマ分(100分)使い、材料の買い物は事前に済ませておくことにしました。
学校のあるホテルから徒歩6分位のところに生鮮食品もおいているミニスーパーがあるので、そこで材料が揃えば一番便利です。
ホテルから徒歩6分のスーパー。基本的な材料ならここで買えます。
肉やシーフード、変わった野菜などが必要な場合は、ホテルから車かバス10分のショッピングモール内にある大きなスーパーへ行く方が良いかもしれません。
ホテルから車10分の大きなスーパー
クッキング&英会話開始!
さて、材料をそろえて先生とクッキング開始です!
料理は実際に現物を見たり動作を見せたりできる分、普通のマンツーマン会話授業よりも意思疎通がしやすいですが、可能な限り工程を言葉で説明してもらいます。
◆ Cut onions into small pieces(玉葱をみじん切りにして)
◆ Can you get that strainer?(そのざる取って~)
◆ a pinch of salt (塩ひとつまみ)
など、お料理によく使う単語や表現がたくさん出てきます。
こちらがフィリピンの春巻、「ルンピア」の中身です。意外にも野菜たっぷりですね。
このルンピア、野菜をみじん切りにしたり、皮で具を巻いていったりと結構作業する時間もあるので、その間は料理に関係ないおしゃべりも(フィリピン人男性のある特徴についてとか笑)楽しみました。
デザートの準備も着々と進めます。
材料は前もってお部屋の冷蔵庫で冷やしておいたのですぐにできました。
料理していると普段の姿が出やすいのか、先生がいつもより大分身近に感じられました。
他の同級生もまじえて4名以上でやるのも、調理実習みたいで楽しそうです!
そして、完成しました!
ルンピア(フィリピン春巻)&ブコパンダン(葉っぱの香りのゼリーとマンゴーとナタデココとクリームのデザート)です。
…思っていたよりも、かなり美味しくできました!
味の感想
私、正直フィリピン春巻=ルンピアをなめていました。
ルンピアは、そのへんの屋台やモール内のフードコートでも安く食べられるスナック的なフィリピン料理、というイメージだったので、そういうお店の最小限の材料のみで作ったものの味しか知らなかったんです。(肉だけ入っていてカサカサに乾いたやつとか)
日本の、中身とろーりの春巻の方が美味しいと思ってたんですが、間違いでした。
日本の春巻のようなとろみや濃いめの味付けの代わりに、このルンピアには豚肉と野菜と卵が皮の中でじっくり蒸されたようなふわふわした食感としっとり感があります。
味付けはむしろ日本のものよりも優しくて、野菜の甘みもしっかり感じられました。
皮(Lumpia Wrapperというローカルのもの。30ペソでした)は日本のものより若干薄い分軽くクリスピーで、ほんの少しアクセントになるように入れたパクチーがまたいい仕事をしてました!
栄養や彩りを考えてちゃんと家庭料理として作ったルンピアは、こんなに美味しいんだと感動しました。
デザートのブコパンダンも、ちょうど良い甘みで美味しかったです。
フィリピンのデザート(外食で食べる場合)はかなり甘いものが多いのですが、先生がゼリーやクリームの味付けの時に私に味見させてちょうどよい砂糖の量を決めさせてくれたので、とっても日本人好みになったと思います。
この後食べてもらった他の生徒さんにも絶賛していただきました!
フィリピンでのクッキングについて
ところで、私自身も料理は好きなので、昔個人的に外でフィリピン料理を習おうとしたことがあります。
ですが、主にマニラなど大きな都市で開催されている「外国人向けフィリピン料理の個人講座」は高い!んです。
Tripadvisorで「Cooking Class Phillipines」で検索した結果
完全にビジネスになっていて、1回1万円超とかです。
たしかに、一般の観光客や短期旅行者にとって、キッチンを用意してもらい、メニューに適したローカル材料や調味料もそろえてもらい、現地の人から英語でレシピを教わる、というのはなかなか得がたい経験なので、この値段でもお客さんは集まるのかもしれません。
プレミア・ホテルキャンパスなら、材料費だけで、滞在しているお部屋のキッチンで知っている英語講師にマンツーマンで教えてもらえるので、お料理が好きな方や興味のある方は、ぜひ留学中にこのクラスを取ってみてほしいです!
楽しみながら、その上味や匂いや音を感じながら覚えた単語や表現は、なかなか忘れません。
勉強にもなり、フィリピン留学ならではの良い思い出にもなると思います。
お料理英会話クラスのメニュー例やアレンジ例
今回は1時間半ほどかけてメインとデザートの2品を作りましたが、もっとシンプルな料理や火を使わないおやつだけを作る場合は、時間も材料も短縮できます。
マンツーマン授業なので、作りたいものや希望によっていろいろアレンジできます。
~メニュー例~
◆ シシグ…男性人気の高いフィリピン料理。お肉のいろんな部位とスパイスとにんにくを甘辛く炒めたビールによく合うおつまみ。
※その日の授業の最後のコマに作れば、ビールとともに試食できますね!
◆ アドボ…フィリピンの煮物といえばこれ!醤油とお酢を使っているので日本人にもなじみやすい料理です。鶏肉や野菜や豚肉&バナナ(!)など、いろんな具材バージョンがあります。
◆ ハロハロ…いろんな具をのせた派手な見た目のフィリピンかき氷です。氷は丈夫なタッパーで作ってフォークでかきだせばなんとか作成可能かと思います。作るのは簡単で楽しいですが、見慣れない材料がいっぱい必要なので買い物は先生と行った方が良いです!
◆ パリタウ、マンゴーフロート、バナナキュー等のローカルスイーツ…もち米粉とココナッツと黒糖を使ったアジアンお餅スイーツ(どこか和菓子っぽい)、練乳とクリームとマンゴーを使った冷たいデザート、大学芋のバナナバージョンのような屋台スイーツなど。比較的材料少なめで簡単に作れるデザートです。
◆ パンシットカントン…フィリピン風焼きそば。野菜もたっぶり使いますし、日本人の口にも合いやすいと思います。インスタントの袋麺を使って、お手軽にやるのもいいと思います。(お料理教室というよりは、先生と会話しながら一緒に軽食を作って食べる授業、という感じですね)
◆ フィリピン風茄子のオムレツ…見た目は地味な料理なんですが、私が習いたいフィリピンのおかずの一つです。家庭料理なので外のレストラン等で食べられる機会があまりないのですが、美味しいです!
◆ シニガンスープ…フィリピンの味噌汁的存在の酸味のあるスープ。フィリピンではクノールやマギーなどの「シニガンスープの素」が売られているので、お土産に素を買って帰って日本で作るのもいいですね。
大きな海老や白身魚などちょっと良い食材を使うとより美味しくなります。
買って帰れるシニガンスープの素。安い!(19円~35円)
~お料理英会話クラスのアレンジ例~
◆ おやつやスナック1品ですぐに作れるメニューの場合は1コマ(50分)、もっと時間がかかりそうなら3コマ(150分)など、お料理英会話に切り替える時間数は調整可能
↑ メニューによってかかりそうな予想時間などは、先生や日本人スタッフに気軽に相談して下さい!
◆ 買い物も先生と一緒に行き、その時間もお料理英会話に切り替える。
↑ 先生の方が現地の食材やおすすめのメーカーなどに詳しいのでできれば一緒に買い物した方が良いですし、その間の英会話も実践的な勉強になります。
先生と買い物リストを作って一緒にスーパーに行き、店員さんとの会話(フィリピンのスーパーは量り売りなどで店員さんと話す機会が結構あります)も先生にチェックしてもらいましょう。
◆ 仲良くなった他の生徒さんや一緒に留学に来た方と2組(生徒さん2名と先生2名の4名)などで行う
↑ 日時を合わせれば複数組での実施も可能です!これも賑やかで楽しそうですね。
お料理英会話クラス、とても美味しいフィリピン料理が食べられて(自分史上一番美味しいルンピアは衝撃でした)普段の授業ではあまり出てこない表現も学べたので、ぜひ皆さんにもおすすめします!