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フィリピン地元紙で英語学習!「セブ、アジアのベストアイランドに選出!」

この記事は、セブの代表的な新聞「SUNSTAR」紙より、フィリピン留学や日本と関連する新聞記事を紹介しながら、英語の解説も行うシリーズです。

フィリピンやセブ島留学に興味のある方に、少しでもフィリピンを身近に感じていただきながら、かつ英語学習にも役立てていただければと思います。

 

※英文の著作権はすべて「SUNSTAR」紙に帰属します。

 

本日の記事はこちらです。観光関連の単語が多く出てくるので、いくつかはフィリピン留学中に使う機会がきっとあると思います。

 

Cebu best island in Asia「セブ、アジアのベストアイランドに選出」

出典:https://www.sunstar.com.ph/article/1872620/Cebu/Local-News/Cebu-best-island-in-Asia

 

CEBU has emerged as the Best Island in Asia in this year’s “The Best Islands in the World: 2020 Readers’ Choice Awards” by travel magazine Condé Nast.
Two other Philippines islands—Siargao Islands (top 5) and Palawan (top 4)—made it to the “Best List” published Tuesday, Oct. 6.

訳:コンデナスト・トラベラー誌(アメリカの大手旅行雑誌)による「読者が選ぶ世界のベストアイランド2020」で、セブ島がアジア部門のトップに躍り出た。

10月6日木曜日に発表された「ベストリスト」には、他にもフィリピンの2つの島、シャルガオ島(第5位)とパラワン島(第4位)がランクインしている。

 

◆ emerge 出現する、表面に出てくる、浮かび上がる、台頭する

※普通に「出る」というより、「(隠れていたところから)出てくる」イメージ。英英辞典では「move out of or away from something and come into view」や「to appear by coming out of something or out from behind something」のように表現されています

 

◆ make it to ~  ~に到達する、~に参加する、~に間に合う

※日常会話では、「~間に合う」意味で使うことが多いです。例:It’s heavy traffic, we can’t make it to the party. ひどい渋滞だ、パーティーに間に合わないよ。 

 

Ko Pha Ngan in Thailand landed the third spot while Sri Lanka got the second spot.
Travelers described Cebu as a tourist drawer with nearly two million tourists annually who travel for its pristine beaches and dive spots in Cebu’s northern coast.

訳:3位はタイのパンガン島、2位はスリランカである。
(投票した)旅行者たちは、年間2百万人近くの旅行者達がその手つかずのビーチやセブ島北岸のダイビングスポットを目的として訪れるセブ島を、「旅行者の引き出し(魅力がたくさんある)」と描写した。

 

◆ 主語+述語 while 主語+述語  AがBである一方、AはBである。

 

◆ annually 毎年、年ごとに

 

◆ pristine 手つかずの、自然のままの、原始の、新品の、(文明などに)汚されていない

※Pristineは、フィリピンのビーチを表現するときに頻繁に使われる表現です。むしろ、Beachが後に続かない「Pristine」を私は見た事がないくらいです。

 

 

整備されたリゾートというよりも、この写真のような、自然のままで汚されていない美しさを表します。

pristineは、日本の日常ではあまり使われることのない単語ですが、セブに来るなら覚えておくとどこかで目にする確率が高い単語です。

 

The magazine highlighted Cebu’s rich history and culture citing the province’s strong Spanish and Roman Catholic influences. It also mentioned the Basilica Minore del Santo Niño that houses a small statue of Christ that was presented by Ferdinand Magellan.

訳:同誌は、スペインやローマカトリックの影響を強く受けたセブの豊かな歴史と文化に焦点を当てている。また、フェルディナンド・マゼランより贈られた幼いキリストの像を擁するサント・ニーニョ教会(Basilica Minore del Santo Nino)についても触れられていた。

 

◆ citing ~ ~を理由として  

 

◆ highlight 強調する、光を当てて目立たせる、マーカーで色を塗って目立たせる

 

◆ house (動詞)  収容する、抱える、家に入る、住まわせる

※名詞のhouseは「家」ですが、このように動詞として使うこともできます。

 

★スペインやローマカトリック教のセブへの影響は、歴史的な場所に行かなくても感じることができます。セブでは、お菓子や数字や人の名前などがスペイン語の影響を強く受けていることがわかりますし、道路の大通りの名前がキリスト教の聖人名からとられていたり、街の至るところに教会があります。

語学学校で宗教について深く話をする機会はあまり多くはないですが、タクシーに乗っていて教会の前を通る時に運転手が自然に十字を切るしぐさをしていたり、日曜日の夕方にスーパーのレジに並ぶと、短いお祈りのアナウンスがあってその時だけは賑やかな店員も客も全員が黙ってお祈りをするという機会に遭遇したりして、キリスト教が生活に根付いていることを実感することがあります。

 

Cebu’s natural attractions such as the Kawasan Falls in the south impressed foreign guests.

“Kawasan Falls, a swimming hole and series of three waterfalls near Cebu’s southwest coast, is popular with locals and tourists alike. Really popular—avoid visiting on weekends, and hike past the first of the falls to find a quieter spot,” the travel magazine said.

訳:南部にあるカワサンの滝(Kawasan Falls)のようなセブの自然の名所も、外国からの観光客を感動させている。

同誌には、「セブの南西岸近くにある、泳げる場所と3つの滝が連なるカワサンの滝は、地元民にも観光客にも人気があります。本当に人気なので、週末に訪問するのを避け、最初の滝は通過して(奥の)より静かな場所までハイキングしましょう」とある。

 

◆ fall (名詞) 滝

※多くの日本人にとっては、動詞の「落ちる」「下落する」の意味のほうが有名なので、fallと聞いて名詞の「滝」がすぐ出てくる人は意外と少ないかもしれません。ですがセブの観光地には滝のある名所がいくつかありますので、「fall=滝」もセブ島留学前に覚えておいて損はないです!  

「カワサンの滝」は留学生に人気の観光地で、オスロブやモアルボアル等の周辺観光地と一緒に訪れる方も多いです。ここには滝は1つではなく3つあるので、複数形の「falls」です。

 

◆ impress (人を)印象付ける、感動させる

※英語ならではの「物が人に感情を抱かせる」系の動詞です。日本語だと人「が」感動するという言い方をしますが、英語では「物(ここではセブの自然の名所)が人(外国からの観光客)を感動させる」という表現がよく使われます。

人が感動した時には「I am impressed. 感動しています」「He seemed impressed. 彼は感動していたようだ」のように言います。

同じような動詞として、surprise驚かせる、frighten怖がらせる、entertain楽しませる、などがあります。

 


Meanwhile, Siargao Island, which landed the fifth spot was described as a Bali-like island.
“Given its smaller size (a population of 200,000, compared to Bali’s four million), Siargao has remained unspoiled, remote, and still relatively under the radar—despite the influx of development in recent years. You’ll likely fall for the island’s pristine white beaches, coconut woodlands, and emerald mangrove forest as soon as you land, as well as the clearest water you’ve ever seen,” the magazine said.

訳:一方5位になったシャルガオ島は、バリ島のような島と表現されていた。

同誌は、「島がより小さいことで(バリ島の人口が400万人であるのに比べてシャルガオ島の人口は20万人である)、シャルガオ島は自然のままで他から距離があり、近年の発展ぶりにも関わらずまだ比較的人々に知られていません。シャルガオ島に上陸したとたん、あなたはその自然のままの白いビーチやヤシの木の群生、エメラルドグリーンのマングローブ林、そして今まで見た中で最も透き通った水などのとりこになるでしょう」と述べている。

 

◆ meanwhile   一方で

 

◆ unspoiled 損なわれていない、荒らされていない、甘やかされていない

※反対語のspoiledは、人に対して否定的な意味で「spoiled young man 甘やかされた若者」のような表現でよく使われます。ここでは手を入れられすぎていない自然のままの美しさを表現するために、pristineと同じような意味でunspoiledが使われています。 

 

◆ relatively  比較的、相対的に

 

◆ under the radar  (一般の人やメディアなどに)気づかれていない、取り上げられていない 

※もともとは、直訳で「レーダーで探知できない低空飛行」のことをunder the radarと言い、そこから転じて「人々のレーダーにキャッチされていない」「一般に知られていない」の意味になったそうです。

 

◆ fall for ~  ~に恋に落ちる、~に騙される

※こちらは名詞の「滝」ではなく、動詞の「落ちる」のfallです。forがついて、 人/物に「惚れる・恋に落ちる」「だまされる」の意味になります。どちらの意味かは文脈で判断しますが、日本語でも、冷静でいられないほど好きになることも、うまい話にだまされたりすることも両方「落ちる」と表現することがありますよね。I’m falling for you.は君に恋に落ちそうだ、という意味になりますし、I fell for her excuses.は、彼女の言い訳に騙された。というような意味になります。

 

★シャルガオ島は、サーフィンのメッカでもあります。私の周りでシャルガオに行ったことのある人は皆期待以上に素晴らしかったと言うので、いつか行ってみたいスポットです。

 


Palawan, on the other hand, was also described as a regular on its list of the world’s best islands.
Palawan, which landed the fourth spot, is home to the otherworldly Puerto Princesa Subterranean River, a Unesco World Heritage Site. Tourists also visit El Nido and its blue lagoon to explore the Bacuit Archipelago.

訳:一方パラワンは、世界のベストアイランドの常連であるとも説明されていた。

パラワンは4位で、ユネスコ世界遺産である、幻想的なプエルトプリンセサ地底河川が存在する。観光客は、バキット群島をめぐるエルニドやそのラグーンにも訪れる。

 

◆ regular (on the list of ~) (~の)常連

 

◆ A is home to B AはBの所在地である、AにはBが存在する

 

◆ otherworldly 別世界の、異世界の、空想の、この世のものとも思えない 

※別世界のもののほか、不思議で美しいものを形容するときにも使う表現です。そのまま、アニメやライトノベルなどのジャンルでいう「異世界もの」も、otherworldly storyと表現するようです。

 

◆ archipelago 群島、諸島、海の中の島々、多島海 ※エーゲ海のように複数の島々が海に浮かんでいるイメージです。フィリピンも実は7000以上の島が集まっているのでarchipelagoです。


Condé Nast Traveler readers ranked the 35 best islands in the world outside the US in this year’s survey.
Writer Caitlin Morton said for its 33rd annual survey, a record 600,000 registered voters weighed in.
This year, though, Condé Nast has broken the best list by region: the best in Asia, Australia and the South Pacific, Caribbean and the Atlantic, Europe, North America, and best in the rest of the world.
訳:コンデナスト・トラベラー誌の読者たちは、今年の調査で世界のベストアイランドとしてアメリカ以外の35の島をランク入りさせた。

記事の執筆者であるケイトリン・モートンは、この毎年行われている第33回目の調査で、60万人の登録者が投票に参加したと述べた。
しかしコンデナスト・トラベラー誌は、今年はベストリスト(ランキング)を地域別に分けた。地域の分類は、アジア/オーストラリアと南太平洋/カリブ海と大西洋/ヨーロッパ/北米/それ以外の地域 である。

 

◆ weigh in 加わる

 

★コンデナスト・トラベラー誌は世界的に有名な雑誌で、フィリピンの島々、特にボラカイ島やパラワン諸島はよくランク入りしていますが、今回はセブ島が一位となり、パラワン島とシャルガオ島もベスト5入りの快挙です。

ここ数年で欧米人に急速に人気が出てきた隠れ人気スポットのシャルガオ島もこれでまた知名度が上がり、あと数年もすれば開発されつくしてしまうかもしれません。

また、世界のベストビーチに何度もランクインしているボラカイ島は、2018年にドゥテルテ大統領が自然環境の回復と清掃・整備のために計画的に半年間閉鎖していました。その後、コロナ禍によるビーチの閉鎖期間もあったため、再開した現在はより一層自然が美しくなっているそうです。来年はボラカイ島も再びランクインしそうですね。

フィリピン留学が再開したあかつきには、ぜひ連休などにこうした離島を訪れてみてください!

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