セブで淹れるコーヒー①3 in 1とインスタントコーヒー編
セブ島留学を特に長期で考えている方、あるいはセブで一定期間生活する方の中で、毎日コーヒーを飲むという方は、現地ではどんなコーヒーがあるのか?気になると思います。
フィリピンの一般庶民には甘ーいインスタントのコーヒーミックス(コーヒー・砂糖・クリームの粉が一緒になったもの)がメジャーですが、セブにはスタバ等のチェーンカフェも充実していますし、最近はチェーン店よりもさらにこだわったコーヒー専門店や焙煎したコーヒー豆を量り売りするお店も増え、コーヒーの選択肢は幅広くなってきました。
私自身は毎日コーヒーは飲むもののそれほどこだわりは無く、急いでいる時はインスタントでもOK、道具をそろえて自宅で淹れるまではしないけど、外ではそれなりに美味しいコーヒーが飲みたい、といった程度です。
そんな私が、セブで手に入るいろんなコーヒーを、コーヒー本気度別に、写真とともに紹介していきます!
例によって長くなってしまったので、3 in 1とインスタントコーヒー編、ドリップバッグとコーヒー豆編の2回に渡ってご案内します。
甘いインスタントコーヒーミックス 3 in 1 本気度★☆☆☆☆
フィリピンでコーヒーといえば、3 in 1(スリーインワン)コーヒー!インスタントコーヒーと砂糖と粉末状のクリームがセットになって1杯分ずつパックされた、甘いミルクコーヒーの素です。
セブンイレブンなど現地のコンビニでは、3 in 1コーヒーが1つ10~15ペソ(約22~33円)、スーパーマーケットなどでは1つ5~10ペソ(約11~22円)ほどで売られています。コンビニの場合、店頭でお湯をもらって作れる場合もあります。
3 in 1コーヒーの中で、私が一時期ハマって飲んでいたのがコレ。
Kopiko Cappuccino Mix(コピコ カプチーノミックス)です。
どんな化学物質が入っているのか不明ですが、お湯を注ぐとほんとにふわふわに泡立つんです。
上に掛けるチョコパウダーまでついていて、フィリピンらしからぬ芸の細かいインスタントコーヒーミックスです。
コーヒーらしい味わいは正直あまりしないのですが、クリーミーな泡と、ちょっとざらざらして甘いチョコパウダーの食感が最高で、一杯15円(スーパーで買った場合7ペソ前後)とは思えないコスパです。
多分これまでに600杯くらいは飲みましたが、コロナ禍でちょっと体重が増えたな…というときに、このコーヒーは1杯で110キロカロリーあることを知り、継続して毎日飲むのは断念しました…。
でも美味しいので、甘いコーヒーが飲みたくなったら試してみてください!
ローカルor輸入のインスタントコーヒー 本気度★★★☆☆
こちらは、一般的なスーパーで買える細かいパウダー状のインスタントコーヒー。
ネスカフェクラシック:100g 75.95ペソ(約166円)です。
甘いもの好きなフィリピンの方は、コーヒーを飲むときは砂糖もクリームもたっぷり入れるので、素の(ブラックの)インスタントコーヒーの需要は日本ほど高くないように思います。
そしてインスタントコーヒー自体の値段も、他の物価に比べて高い気がします。
私はカロリーを気にしだしてからは、3 in 1コーヒーをやめ、素のインスタントコーヒーに、ココナッツシュガー(GI値の低いヘルシーな砂糖)と牛乳を入れて飲むようにしているので、色々なインスタントコーヒーを試しました。セブのスーパーで手に入るおすすめのインスタントコーヒー数種類の価格と感想を紹介します。
① 現地産ネスカフェゴールド:50g 179ペソ(約390円)
同じネスカフェでも、ゴールドとついているものは、日本のインスタントコーヒーのような顆粒状になっています。ネスカフェクラシックの3倍以上の値段はするものの、どこのスーパーでも手に入りやすく、安定したまあまあの美味しさ。
上のネスカフェクラシックのような細かいパウダー状(溶けてくっついて容器が汚れたりする)ではないので使い勝手も良く、日本の一般的なインスタントコーヒーと似たタイプです。
ただ日本のゴールドブレンドとは少し味が違います。(後述します)
② 現地産ネスカフェゴールド インテンス(濃いめ):50g 199ペソ(約434円)
こちらは、①に比べて苦味が少し強いバージョンです。牛乳を多めに淹れたり、練乳(フィリピンでは安く買いやすい)を入れて飲むのがおすすめ。
③ 輸入のUCC 114:90g 380ペソ~442ペソ(約820~960円前後)
現地産のネスカフェよりもコクが感じられる日本らしいマイルドなインスタントコーヒー。114は少し酸味が強めです。セブに数店舗あるUCCカフェや、外国人客が多いアヤラやSMなどのモール内の大きめのスーパー、町屋マートなどの日本食材店などで購入できます。
④ 輸入のネスカフェゴールドブレンド:80g 668ペソ(約1,456円)
町屋マートや三河屋など、セブの輸入食材店等で買える、日本で売っているのと全く同じゴールドブレンド。
一度①の現地産ネスカフェゴールドと飲み比べしてみたら、こちらの方が断然味の深みやまろやかさがあり、やはり日本産がベストだな…!と実感しました。③の114より酸味が控えめなのも好みです。
ただ、やっぱり高いんですよね。美味しいとはいえ、現地のネスカフェクラシックの10倍以上の値段と考えるとちょっともったいないと思ってしまい、めったに買いません。
⑤Marks & Spencer コロンビアインスタントコーヒー:100g 450ペソ(約981円)
イギリスの高級寄りスーパーマーケット「Marks and Spencer」のお店がアヤラセンターセブにあり、洋服や雑貨、イギリスの紅茶やお菓子が置いてあってたまにのぞくのですが、ここのインスタントコーヒーが意外にも大当たりでした。
このNo.3 Colombianは重めのカテゴリですが、変な苦みが無くしっかりした味、という程度です。酸味が少なく、ミルク無しでも美味しく飲めますし、程よい苦みでカフェオレにしてもおいしい万能なインスタントコーヒーと言えると思います。
普通のスーパーで手に入りやすい②のネスカフェゴールドインテンス(100gで400ペソ前後)と比べると50ペソほど高いですが、濃いめコーヒーとしては断然こちらの方が(個人的には3倍くらい)クオリティが高いです。
ちなみに、同じマークスアンドスペンサーのインスタントコーヒーは他の2種類も試しました。
No.3 Goldは上のColombianよりも苦味と酸味の両方がより感じやすいと思いました。多分Goldの方がオーソドックスなタイプですが、私はマイルドなColombianのほうが好みです。
No.5 Cafe Noir(深めのフレンチロースト)は、酸味がほとんどなく苦味やコクがはっきりしていて、アイスコーヒーやミルクたっぷりのカフェオレにするならこちらをお勧めします。
まとめ
フィリピンでは、3 in 1のコーヒーミックスは本当に種類がたくさんあり、色々なスーパーで1袋や6袋パックなど小さいサイズから販売されているので、気軽に試しやすいです。
甘いコーヒーが大丈夫な方はたくさん試してお気に入りを見つけてください。
インスタントコーヒーは、輸入のものに手を出すとどんどん高くなってしまうので、日常用にはある程度安いローカルのものからお気に入りを見つけられるとベストです。
(荷物に余裕がある方は日本から持って行っても良いと思います)
高くなっても美味しいコーヒーが飲みたい!という方には、次の記事でセブで手に入るドリップバッグとコーヒー豆について紹介しますので、そちらもぜひ読んでみてください。
また、紅茶派の方は「セブのスーパーで買える日常用紅茶・徹底比較レポ」もご覧ください。