憧れのアイス「ビエネッタ」をセブで発見!
先日、アヤラモールのスーパーマーケットでアイス売り場を何気なく見ていたところ、とんでもないものを目にしました。
「ビエネッタ」!!です。
ご存知ない方もいるかもしれませんが、日本では1980年代から販売されている高級アイスクリームケーキです。
5年ほど前にマツコ・デラックスさんの番組で紹介されて人気が再燃し、今では日本のコンビニやスーパーで一人用のカップサイズも売られるようになったそうです。
子どもの頃は長い大き目サイズしかなく、値段も当時で500円位と他のアイスよりも高くて憧れのアイスケーキでしたが、なんでフィリピンのこんなところに…、となぜか動揺し、一旦通り過ぎてからもう一度戻って手に取ります。サイズ感も昔日本で見たものと同じ感じです。
「Vanilla flavored frozen dessert with compound chocolate layers」と書いてあります。やはり、あの「ビエネッタ」のような説明です。
裏を見てみると、
ユニリーバ・ポルトガルが製造し、ユニリーバ・フィリピンが輸入販売、と書いてありました。
ヨーロッパからの輸入と知って、これはもう、あの「ビエネッタ」だ!と確信し、199ペソ(約434円)とフィリピンにしてはなかなかのお値段にも関わらず、即決で購入して溶けないうちに自宅へ直帰しました。
冷凍庫でしっかり冷やして、ワクワクしながら包丁でスライスしました。
このパリパリ感!懐かしい~となったのもつかの間、なんか味が違います。
チョコも少ない気がしますが、バニラアイスが決定的に違いました。
記憶の中のビエネッタには、もう少しバニラアイス感があったような。これは牛乳やバニラの香り、卵感が感じられず、バニラアイスというより生クリームに近い後味です。
ですが、先日セブで買える紅茶についての記事を書いた時に、「日本で売られているリプトンイエローラベルは日本の水や日本人の好みに合わせて特別にブレンドされており、海外のイエローラベルとは異なる」ということを知ったばかりの私にはピンときました。
日本でユニリーバ社と提携し、ビエネッタを販売している森永乳業さんのHPへ行って「ビエネッタ」の商品説明を見てみると、「北海道産のマスカルポーネを使用したバニラアイスに、パリパリとしたチョコレートを幾層にも重ね合わせた、おしゃれなケーキタイプアイスクリームです。」(森永乳業HPより引用)とあります。
日本では、単に輸入するだけでなく、独自のレシピで製造もしているんです。さらに原材料には、フィリピンで買ったビエネッタには使われていない、「卵黄」や「洋酒」も含まれています。
…さすが日本人といわざるを得ません。日本のビエネッタは、森永乳業さんが日本人の味覚にしっかり合わせ、日本の材料も使って作っており、クオリティを限りなく高めているんですね…!
日本で販売されているビエネッタ。やっぱりチョコの量も多い!
フィリピンのビエネッタは、チョコのパリパリ感だけは美味しかったけれど、アイスの生クリーム感と甘みが強すぎて、記憶の中の日本版ビエネッタとの違いがかなり大きかったのがとっても残念でした。
まあ、もともとのユニリーバ社製造のものをそのまま輸入しただけなので、きっとフィリピンには罪はありません。日本が頑張りすぎただけです。
私はバニラアイスといえばスーパーカップやMOWよりも断然「爽」派というアッサリ・サッパリ好きなので、こってりした味が好きな人は海外版も楽しめるのかもしれません。
約200ペソとフィリピンで買えるアイスとしては高価な部類ですが、650mlと大きいですし、甘さや見た目の豪華さから、フィリピン人受けは良さそうなので、フィリピン人のいるパーティーなどでは人気が出そうです。