フィリピン・セブから日本へ郵便物を送る方法(コロナ前&コロナ後)
今回は、セブの郵便局から日本へ小さな荷物を送った時の料金や手順を紹介します。
コロナ直前の2020年1月とコロナ禍中の2021年2月(コロナ理由で値上がり後)、両方のパターンを載せているので、参考になればと思います!
セブの郵便局
セブで一番大きな中央郵便局(Cebu Central Post Office)は、ダウンタウンにあります。
ダウンタウンの中心よりもさらに南の方、ほとんど港のような場所にあり、タクシー代もかかりますし、若干治安の良くない地域にも近いので、実はあまり行きたくないんですよね。
それで私が良く行くのは、セブシティアップタウンの、バニラドというエリアの近くにある分署の方です。
この分署はガイサノカントリーモールというショッピングモールの端のほうにひっそりとあり、日本の宝くじの販売所のような本当に小さな受付なのですが、小さい荷物や葉書・手紙ならこちらから海外へも送れます。
なお、セブでは郵便局以外にも、FedexやUPS、LBCなどの民間輸送会社がショッピングモール等に入っていて、急ぎの荷物や重要な書類等はそちらを使った方が断然早いし安心です。ただ、早い(日本まで1日~3日)代わりに高い(書類や小物で3千円ほど、大きめの荷物なら1万円以上)ので、貴重品というほどでも無いもの、それほど急ぎではないものなら、私は安い郵便局を使っています。
2020年1月(コロナ前)の郵便局利用内容
◆ セブ→神戸 50g 120ペソ(約262円) 13日間(1/13-1/25)
このときは、日本に印鑑を送る必要があって郵便局を利用しました。
印鑑をプチプチで包んでカード用のミニ封筒に入れ、テープで補強して郵便局のガイサノカントリーモール分署へ持って行きました。
ところが!カントリーモールの分署は、Google Mapの営業時間には土曜日営業と書かれていたのに、土曜日は閉まっていました…。というか本当に小さな分署で、貼り紙もなくただシャッターが閉まっていたので、潰れた!?と思ってしまいました。
政府の郵便局公式ホームページもあるにはあるのですが、非常に見づらいサイトで、各営業所の正しい営業時間の情報などが見つかりませんでした。
しょうがなく後日再訪問したところ、ガイサノカントリーモールの分署は平日ならあいていて、営業時間は「月曜日~金曜日 午前9時から午後6時」と表示されていました。これもまた変わるかもしれません。
(というかその表示は、シャッターにこそ貼ってくれないと…!)
このとき送った荷物は、本当に小さい印鑑のみだったので重さは確か最小の50gで、日本までの送料はなんと120ペソ(約262円)でした!やっす!と思ったのを覚えています。
日本までの所要日数は2~3週間ほどと言われ、追跡ができる番号ももらいました。
郵便局のカウンターの上、散らかりすぎじゃないですか…?
この日、郵便局へ行く前に民間輸送会社のLBCと2GOにも寄って荷物を見せ、料金を聞いたのですが、両方とも3日以内で届くと言われましたが、LBCは2200ペソ(約4,796円)、2GOは1500ペソ(約3,270円)とかなり高かったです。
※ただし、フィリピンの郵便局では荷物の紛失もあり得ると言われているので、本当に大事な物を送る時は民間輸送会社の方が安全です。
荷物の追跡は、こちらのページにもらった番号を入力するとできると言われましたが、反映されたのは発送日から2日後でした。
なお、1月15日(水)に上記ページに反映されてから日本に到着する1月23日(木)までは、荷物が今フィリピンのどこにあるか、何の手続き中か等の更新は一切ありませんでした。
フィリピン国内での追跡は決して細かくなく、「受け取った日」と「日本に着いた日」だけがわかる、と言った感じです。また、ページには「輸送中(In Transit)」「配達完了(Delivered)」の他に「不明(Not Found)」の選択肢もでかでかと置かれており、追跡ページを開くたびに不安でした。
発送したのが1月13日(月)、フィリピン郵便局HPに反映されたのが1月15日(水)。
そして日本の神戸にある届け先に到着したのが1月25日(土)でした。
結局予定よりも早い2週間未満で届いたことになります。
また海外からの荷物ということで、日本側ではポスト投函ではなく、本人の受取サインが必要とのことでした。
2021年2月(コロナ後)の郵便局利用内容
◆ セブ→神戸 100g 231ペソ(約504円) 36日間(2/1-3/8)
◆ セブ→神戸 200g 442ペソ(約963円) 36日間(2/1-3/8)
◆ セブ→大阪 50g 160ペソ(約349円) 39日間(2/11-3/21)
◆ セブ→滋賀 50g 160ペソ(約349円) 41日間(2/11-3/23)
このときは、日本の家族や友人など複数の宛先に、フィリピンで買えるパルスオキシメーター(血液中の酸素濃度を測る器具)とその他の小物を2回に分けて、計4点送りました。
当時日本ではコロナの影響でパルスオキシメーターの値段が1万円近くに高騰しており、注文しても入手できるまで1ヶ月以上かかる状態だったのです。
本来は体温計くらいにシンプルな機器ですし、フィリピンでは安く買えたため、送料を抑えるために郵便局から送ることにして、約1年ぶりに郵便局のガイサノカントリーモール分署に向かいました。
すると、郵便局のおばちゃんがコロナのせいで送料が値上げされてしまったと言って、料金表を出してきてくれました。
新しい料金では、50gのものは160ペソ(約349円)。1年前の前回利用時より40ペソも値上がりしています。
他に100gのものは231ペソ(約504円)、200gのものは442ペソ(964円)でした。
さらに、現在コロナ禍で船や航空便なども減っているため、配達まで2ヶ月前後かかります、と言われてしまいました。1年前の3倍です。
まあ去年も2~3週間と言われて13日で届いたので、そのまま預けて追跡番号をもらいました。
おばちゃんに撮らせてもらった51g~250gまでの値上げ後の料金表(2021年2月時点)。
ちなみにこの郵便局の分署からは日本風おにぎりのあるファミマが近いので、帰りにおにぎりをゲットしました。
セブのファミマでは品切れ率の高いやき鮭・ツナマヨの両方ゲット。やき鮭が特に美味しかったです。
結果、2/1に発送したものは、前回同様2日後の2/3にフィリピン郵便局HPの追跡ページに反映され、そこから約1ヶ月間は一切更新がありませんでしたが、3/3に無事日本へ到着し、その後日本の税関や配送センターを経て3/8に神戸に配達されました。発送から約5週間後です。
別の2/11に発送したものは3/15に日本へ到着し、3/21に日本の税関を出て大阪にはその日中に、滋賀には2日後の3/23に配達されました。約6週間弱ですね。
4点とも、フィリピン国内では発送2日後からフィリピンを出るまで1ヶ月以上一切更新無しだったのに、日本に入ってからは細かく「日本到着」「税関到着・税関手続き中」「配送センターへ到着」「地域配達所へ到着」と更新が頻繁で安心できました。
改めて、日本スゴイと思いました。
郵便局利用の注意点
今回紹介した例では、昨年と今年にセブ→日本へ郵便局で送った計5点ともに無事2~6週間で日本へ到着しました。
ですが、逆の日本→セブの場合、郵便局の利用はトラブルが多いため極力避ける、というのが、セブ在住者の間ではなかば常識となっています。
というのも、日本から郵便局経由でセブへ送った荷物は、
・セブの自宅や滞在先まで届けてくれず、セブ市ダウンタウンのはずれにある中央郵便局まで取りに行かないといけない。
・中身が抜かれていたり、紛失されたりということも起こりうる。(私も中央郵便局に行ったことがありますが、ものすごく荷物が散らかっていて非常にカオスな環境だったので紛失は十分有りうると思います)
・フィリピンの税関でランダムに高い税金を課され、セブ郵便局での受け取り時に請求されることがあり、最終的にかかる額の予想が難しい。(日本の郵便局から発送する際、内容物の金額を書かないといけないのですが、2万円の品物を送って受け取り時に1万円近く税金を取られた例を知っていますし、1万円ほどの品物で税金ゼロだったこともあります)
そのため、セブ島留学をする方が留学先に荷物を送る時には、なるべくドアトゥドア(セブの滞在先まで届けてくれる)で補償のしっかりした民間の輸送会社(大きな荷物の場合はバリックバヤンボックスがおすすめ)を使うことをお勧めします。
以上、2020年と2021年の郵便局利用レポートでした!