フィリピンのコストコ「ランダース」の良いところとお勧め商品
海外、主に欧米圏に行くと、日本には無いような大型スーパーに行くのが楽しいという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
日本にいても、コストコやイケアなど、海外の文化をそのまま残したようなお店に行くのはある種レジャーのような楽しみがありますよね。
セブには、フィリピン版コストコともいうべき会員制大型スーパー「ランダース(Landers Superstore)」があります。
会員制(年会費800ペソ=約1,736円)ですが、観光客にはワンデイパス(身分証提示で一人1回のみ、会費無しで利用可能)があり、観光客やセブ島留学生でも一度は無料で試してみることができます。
立地も、アヤラセンターセブとITパークの中間くらい、アヤラセンターセブから三河屋(日本食材店)やココイチ方面に10分程度歩いたところにあるので便利です。
日本や色んな国からの輸入商品が豊富で、セブの他のスーパーには置いていない珍しいものもあり、品揃えも定期的に変わるので、2017年のオープン当初から会員の私も行く度に新しい商品を見つけています。
今日はランダースの良いところや、セブ島に中~長期滞在する方におすすめしたい商品などを紹介したいと思います。
ランダースの良いところ① 大きくて綺麗
大型スーパーですので大きいのは当たり前ですが、このだだっ広い通路と高い天井、山積みの商品などを見ると海外っぽさ(フィリピンっぽさではなく)を実感します。
家具や家電のコーナーもあります。
お酒売り場も圧巻。たまーにですが、日本の珍しいお酒(日本ウイスキーやにごり酒、かぼすリキュール等)が入っていることがあります。
フィリピンのローカルスーパーでは値札の付け方が雑だったり照明が暗かったりすることもあるのですが、ランダースは明るいし値札も綺麗で見やすいことが多いです。
ランダースの良いところ② 日本の商品が買える(セブの日本食材店にないものも!)
お菓子やドリンク、調味料、インスタント食品(お味噌汁・ラーメン・焼きそば・カレー等)、冷凍食品など、日本の商品も置いています。
有名どころはこんな商品でしょうか。
※値札はペソ表記で、2.2倍ほどすると日本円に換算できます。(例:100ペソ→約220円)
午後ティーはミルク・レモンともに大体ありますし、ポカリスエットも長年置いています。
たまに綾鷹や生茶、ボスのクラフトコーヒーやリプトンのルイボスティー、カルピスウォーターやカルピスソーダなどが不定期に入荷することもあります。
日本のお菓子といえば、明治の板チョコやアーモンドチョコ、ダース、きのこの山、ポッキー、とんがりコーン、チーザあたりがランダースで良く見かける商品です。オーストラリアやイギリス、フランス、韓国などの有名お菓子も置いています。
セブのスーパーではあまり見かけないコーヒーのドリップバッグがあるのもいいですね。
こちらは18パック入りなので1パックあたり42円くらいです。
マヨネーズも世界各地のものがありますが、その中でもキューピーマヨネーズの面積が一番広く、誇らしいです(笑)。日本産とベトナム生産(少し安く、キャップの形状が異なる)のものがあります。
すき焼きのたれはちょっと高いですが、めんつゆは150ペソ弱(約300円)とセブの日本食材店よりも安いです。
アメリカのキッコーマン社製のぽん酢。日本から輸入したぽん酢より100ペソほど安いにも関わらず、ちゃんとしたぽん酢で美味しいです。ただ、品切れ率が高いかもしれません。日本の調味料は日本食材店で買うことが多い私も、めんつゆとぽん酢はランダースが安いので在庫がある時にすかさず買うようにしています。
他に、醤油やみりん、わさびやカレールウなどの調味料もありますが、料理酒や白だし、コンソメなどは置いていません。
料理酒がないのに、オタフクソースの品揃えがやたら豊富なのが謎です。ちなみにお好み焼き粉やたこ焼き粉も売っています。
あと、こちらは日本産ではありませんが、セブの普通のスーパーでは売っていない薄切り肉があるのが、日本人で自炊する方には便利です。こちらでは薄切り肉のことをSukiyaki Cutと呼ぶことが多いです。
ランダースのお肉売り場はオーストラリア産やアメリカ産のお肉が豊富で、ひき肉も脂が少なめの(lean)ものが手に入るのも好きな点です。
ランダースの良い点でもあり悪い点でもあるのが、商品の移り変わりが激しいところなのですが、そのおかげか?たまにこういう珍しいものも売っています。
ココイチのカレーラーメン&リンガーハットの長崎ちゃんぽん。セールで150ペソ弱(約300円)でした。もちろん買いました。
大阪王将の冷凍食品!セール時に大量にありましたが、高すぎる価格設定(セールでも1つ450~600円弱)からか、その後再入荷されていません…。
他に日本アイスの「やわもち」や冷凍の「たい焼き」「餃子」も一時期あり、美味しかったのですが再入荷頻度がかなり低い気がします。
こちらは見つけて一度購入した後、美味しかったので備蓄用にたくさん買い込んだビーガンヌードル・担担麺。通常170ペソ→セールで144.75ペソ(約315円)でした。
ジャンクな物や夜中にラーメンが食べたくなった時も罪悪感なく食べられるので大好きです。
こちらの焼きそば「モッチッチ」もかつおだしの味が効いていて、麺ももちもちで美味しいです。119.75ペソ(約261円)。
フィリピンでは輸入の日本製カップ焼きそばは総じて高いのでめったに買いませんが、私は今のUFO(昔の方が美味しかったですよね)よりもこっちを買いたいです。
ビーガンヌードルやモッチッチは比較的新しい商品だからか、セブの日本食材店では今のところ見かけたことがないため、この2つはランダースで見つける度につい買ってしまいます。他にはマルタイの棒ラーメンやカップヌードルなどもあります。
ただし!ランダースでは、一旦在庫が無くなったらその後ずっと再入荷されないということもあるので、気になったものはその場で買っておくのが吉です。
ランダースの良いところ③ フードコートが美味しい
レジを通った後にある併設のフードコートではピザやホットドッグ、ポテトやパスタなどが食べられます。
ここも会員の人かその同行者しか利用できません。
ここのピザが1スライスでもかなり大きなサイズで、ついつい食べてしまうんですよね。
特にランダースは広いので買い物に1時間くらい費やしてしまい、会計時にはお腹ペコペコということもあるのですが、ここのピザ一切れ99~120ペソ前後(約215~260円)でお腹一杯になります。
カフェもあり、ケーキやマフィンやエッグタルトなどの焼き菓子やコーヒー類、アイスクリームも注文できます。
ランダースお勧め商品(おもに日本製品以外)
私がランダースでよく買っているお気に入りの商品をランダムに紹介していきます。
こちらは、プラスチックカップに入ったみかんのシロップ漬け。そのまま、日本のみかん缶の味です。
普通のスーパーでもみかんの「缶詰」なら売っているのですが、1回で食べきるには大きいですし缶切りが必要なタイプの缶詰で、この小分けのプラカップのほうがちょっと食べたい時に便利なんです。4つ入り108ペソなので1つ約60円ですね。
私は常備しており、うち1つは冷凍庫に入れておいて暑い時に冷凍ミカンとして食べたりしています。
お次は、以前「セブで買える健康系ドリンク①野菜ジュースとフルーツジュース」という記事でも紹介した、「キオスガーデンの繊維入りオレンジジュース」、1リットル約326円。たまにセールで200円台になる時もあります。
普通のスーパーで売っているオレンジジュースより少しだけ高いですが、味はかなり美味しいと思っています。
ランダースの生鮮食品(野菜・果物・魚介類・肉類)は新鮮なものが多い印象があります。
特にカットフルーツは種類豊富&状態が良く(冷蔵庫の性能が良いのか?)、普通のスーパーより安いこともあるのでお勧めです。
普通のスーパーにはあまりない、生野菜サラダも新鮮なものがあることが多いです。
下の写真のように、お蕎麦やお寿司が置いてあることもあります。
ここの野菜売り場で毎回ではありませんが、2回に1回は見つけることができるのが、ごぼうです。
多分日本産ではなく中国産なのですが、たまにごぼう料理が食べたくなった時にはランダース(かアヤラセンターセブのメトロスーパー)で探しています。
面白いのが、セブでごぼうを買うと、大体レジの人に「何これ」って言われます。
そして長すぎてスーパーの袋に入らないので、私がボキッとその場で折ると、皆笑います。(これ食べ物なの?木みたいじゃん…と思っていたら、本当に木の棒みたいに折れるからだと思います)
こちらは、定期的に買っているビオレの日焼け止めスプレー。
日差しの強いセブですが、ちょっと買い物に出かける程度でいちいち身体に日焼け止めを塗るのは面倒なので、玄関に置いておいて、首や手足などにさっとスプレーして出かける、という使い方をしています。
日本でコストコを利用している方にはおなじみ?の、アメリカ版オキシクリーン。漂白や掃除に大活躍で、セブのランダースではセール時だと1000円位で買えます。
こちらは普通のスーパーにはなかなか無い、鮭の缶詰(オリーブオイル漬け)。
化粧箱に入っていて155ペソ(約338円)と普通のツナ缶(ミニサイズで20~40ペソ位)よりは高いのですが、量も多めで日本食材店で買う輸入のサケフレークよりも安いので重宝しています。
スモークサーモンのスモーク風味はあまりありませんが、癖が無いので、大根おろしとレモン汁と醤油を垂らしてご飯に載せて食べたり、鮭レタス炒飯にしたり、鮭とほうれん草のグラタンにしたり、和洋中いろいろ使えて便利です。
そしてこれもコストコと非常に良く似ている点ですが、レジの近くでチキンの丸焼き「ロティサリーチキン」が売られています。1羽まるごとで245ペソ(約534円)です。
セブには、ローストチキンやローストポークのローカル専門店もたくさんあり、新鮮なお肉を炭火でじっくり焼いたなかなかレベルの高い丸焼きが手軽に買えるのですが、ローカル向けの味付けで塩味が濃すぎることが多いんです。
一方ランダースのチキン丸焼きは塩味がそこまで強くないので、日本人でも美味しく食べられるように思います。大きいので消費が少し大変ですが、荷物に余裕がある時は買っています。
他にも、セブの普通のスーパーと比べるとチーズや乳製品、ハム類の品揃えがとても豊富なので、世界各国のチーズやヨーグルトを試すのが好きな方は嬉しいと思います。
私はハムやスモークチーズをたまに買います。
会員制スーパーというだけあり、フィリピンの富裕層=健康意識の高いお客さんも多いので、オーガニック系の商品も充実しています。
お気に入り商品が思ったより沢山あり、長くなってしまいました。
会費は1年なたり800ペソですが、キャンペーンで400~600ペソになることが多いですし、1人がカードを持っていれば非会員でも5人まで同時に入店できます。
セブ島留学生でも長期で滞在する方や自炊できる学校に滞在する方は、キャンペーン時に会員になるのも良いかもしれません。
お店基本情報【Landers Superstore(ランダーススーパーストア)】
住所:23 Minore Park, Cardinal Rosales Ave. cor Pope John Paul II Ave (formerly J, Luna Ave, Cebu City
電話番号: (032) 265-5500
公式ホームページ:https://landers.ph/