フィリピン留学のパイオニア留学ウェブダイレクト
電話番号(受付時間)平日11時~19時 土12時~15時

フィリピンの新型コロナワクチン事情とセブでの接種レポ

2021年11月に入り、日本のワクチン完全接種率がとうとう75%を超えましたが、フィリピン・セブではどうでしょうか?

今日は、日本と比較したフィリピン・セブのワクチン状況と、私自身がセブで接種した際の様子をレポートしたいと思います!

 

フィリピン・セブの新型コロナワクチン状況

フィリピンの国全体での完全接種率はまだ34%ほどと大変低いのですが、セブ州の中でも特に人口が多く、観光地や語学学校があり外国人観光客の受け入れ再開に積極的なセブ市・マンダウェ市・ラプラプ市では他地域に比べ接種が進んでいます

 

11月9日の時点で、各市のワクチン接種対象の市民のうち、2回接種を完了した人の割合は

セブ市:51.12%(1回目接種は59.06%)

マンダウェ市:62.21%(1回目接種は70.59%)

ラプラプ市:59.06%(1回目接種は69.57%)

となっています。

 

日本と比較して印象に残った点

フィリピンでのワクチン接種は日本より1ヶ月ほど遅れて2021年3月から始まりました。

接種順序は日本と同じような感じで、最初に医療従事者、次に高齢者、基礎疾患のある方ときて、一般の大人への接種(自治体接種と職域接種がある)が始まり、10月からは12歳から17歳の子どもへの接種も開始されました。

基本的に料金はかからない点も日本と同様です。

 

一方、フィリピン or セブならではと思った点もありましたので、箇条書きにしてみます。

 

◆ 寝たきりであったり接種会場へ行くのが大変な高齢者には、自治体が自宅まで車でワクチンを打ちに来てくれるサービスをやっていました。若者が多く、高齢者が少ないフィリピンだからできるサービスだな~と思いました。

(フィリピン国民の平均年齢は24歳!日本は平均年齢48歳です)

 

◆ 観光地セブでは、観光業にかかわる人への接種に力を入れていて、高齢者接種のあと早い段階で航空会社やホテルなどの職域接種が実施されていたようです。

また、スーパーマーケットや薬局等で接客をする人、必要不可欠な衛生用品の製造にかかわる仕事の人、タクシーやバスやジプニーの運転手などが優先的に受けられるようになっていました。

6月頃のまだ早い時期に乗ったタクシーの運転手さんも、「僕は観光関連業だから皆より早く受けられた。はよセブ島留学生に戻ってきてほしいわ~」と言っていました。

 

◆ フィリピン人はとにかく盛り上がるのが好き&自撮り大好きな国民性なのですが、ワクチンを受けた人が記念写真を撮るためのブース?をショッピングモール等で見かけるようになりました。

 

 

 

『大切な人達のために、ワクチンを受けました』『ワクチン打ち終わった!』などと書いてあります。

最初は、これ何のためにあるの…?誰が使うの?と思っていましたが、その後実際にここで写真を撮ってる人もその場でSNSにあげている人も何度も見ました。一時期はワクチンを受けているのがステイタスみたいになっていたのかもしれません。

 

なんでもイベントにするのが好きなフィリピン。ワクチン接種カードを提示すると割引が受けられるというキャンペーンもよく開催されています。

 

 

こちらは、ワクチン完全接種者が食料品を500ペソ(約1,100円)購入すると、トイレットペーパーやマスクがもらえるキャンペーン。

 

マクドナルドやジョリビーを始めとする大手ファストフードチェーンや有名カフェ・レストランでも、10%割引やデザートプレゼントなど、完全接種のワクチンカードを提示した人に様々なディスカウントを提供しています。

 

さらにはワクチン接種をした人の中から、抽選で現金が当たるキャンペーンも国主導で進められています。

このキャンペーンでは、9月から12月まで毎月50名に5000ペソ(庶民の半月分の給料くらい)が当たります。そして、フィリピン人にとって1年の中でもっとも大事なイベント、クリスマスのグランド抽選会では一等賞金約220万円の当選者が発表される予定です。

(このキャンペーンを取り上げた新聞記事を過去の記事で紹介・英語解説しています。詳しくはこちら:「フィリピン地元紙で英語学習!ワクチン打って2百万円当てよう!政府キャンペーン」

 

セブ市でも、完全接種済みの市民の中から、抽選で一軒家(!)やトヨタの自動車、奨学金、ホテル宿泊券、商品券、お米やチョコレートなどが当たる「官製ワクチンくじ」がスタートしました。

 

セブでの接種レポ

当初私は、ワクチンはフィリピン人優先で外国人はなかなか打てないんじゃないかな~と思っていましたが、セブ市で高齢者向けの接種が始まった4月には、住んでいるマンションの管理部から「外国人であっても、60歳以上の高齢者は優先されるのでセブ市のワクチン予約サイトに早めの登録をお勧めします。」とのお知らせが来ていました。

自治体接種の予約時にも、特に外国人だから後回しになったり窓口が異なる、ということは無かったです。

 

フィリピンのワクチンの最大の懸念は、ワクチンの銘柄が選べないことです。接種予約をして自治体から一回目接種の会場等の連絡が来た後、当日会場に行ってみるまでどのワクチンになるかは不明という、ロシアンルーレット形式です。

フィリピンで認可されているワクチンは、日本でも使われているファイザー・モデルナ・アストラゼネカの他に、ロシアのスプートニクV中国のシノバックアメリカのジョンソンアンドジョンソンのものがあり、特に中国やロシアのワクチンを打つことに不安が大きかった私は、9月頃まで様子見をしていました。

 

ただ、8月半ばにもなると、周りのフィリピン人や日本人でワクチンを受けた人が増え始め、いろいろな情報が入ってきました。

「自治体の通常接種で、運よく人気のファイザーが受けられた」「接種会場に行って銘柄が中国のシノバックやロシアのスプートニクだった場合、その場で辞退してもペナルティは無い」「シノバックは感染予防効果が低いと不安がる人も多いけど、モデルナやファイザーよりも副反応が少なく、重症化を防ぐ効果はあるので実際に打っている日本人は意外と多い」など。

フィリピン全体では中国製のシノバックが多いのですが、セブ市には有り難いことにファイザーが多めに入ってきていることや、7月に日本がフィリピンへ寄付したアストラゼネカの割合も高めということなどもわかってきました。

そこで、私も自治体(セブ市)のワクチン予約サイトに登録だけすることにしました。8月中旬に登録して、接種連絡(携帯電話への文字メッセージ)が来たのは9月中旬でした。

 

セブ市では、ショッピングモールや大学、ホテルなどを接種会場にしています。

 

ショッピングモール「アヤラセンターセブ」内の接種会場

 

私が行ったのは、「ウォーターフロントホテルセブシティ」の会場。セブ島留学生の方にも何度かお勧めしたことのある、カジノやプールもある4つ星ホテルです。

 

 

賢いなあ、と思ったのが、ホテルの1階正面玄関ではなく、地下1階(と言っても屋外ですが)の観光客用大型バス専用駐車場にテントを置いて受付兼待合場にし、ホテルの団体客専用チェックインカウンターを接種場所にしていた点。

外国人観光客の入国が制限されている今だからこそ使われていないエリアをうまく活用していました。

 

 

 

エリアの隅には屋台が出ており、軽食が買えるようになっていました。

 

 

風船でデコレーションする必要ある?とも思いましたが、フィリピンらしいというか、楽しげな雰囲気になったほうがワクチン接種の不安は薄れますのでアリかもしれません。

実は最初に行ったとき、その日のワクチンの銘柄がシノバックでした。悩んだ末に結局また出直すことにして、2回目に行ったときにファイザーを打つことができました。

 

ワクチン接種の流れは以下の通り。

 

① 身分証(外国人はパスポートや労働許可証など)を提示して問診票に記入。接種後にもらえるワクチン接種カードに必要な個人情報も記入する。

 

② 体温、血圧、酸素飽和度を測る。(体温と酸素飽和度は2回ずつ。めっちゃ測るやん…と思いました)

 

③ ドクターによる接種前の問診。不安なことがあったり飲んでいる薬があればここで相談できる。

 

④ 看護師さんによるワクチン接種。フレンドリーな看護師さんが「カウントダウンしてほしい?」と聞いてきて、1・2・3で明るく打ってくれました。

 

笑顔で撮影に応じてくれる看護師さんと、待ち時間にスマホを眺める看護師さん。フィリピンらしい、リラックスした雰囲気です。

問診エリアには、その場でお弁当を食べているお医者さんもいました(シュールな光景で面白かったのですがさすがに写真は撮れず…)

 

⑤ 待合エリア(医師と看護師が待機している)で接種後の注意点のビデオを見ながら15分ほど待機します。

注意点は、水分を取る、飲酒は1~2週間は控えるなどで、お勧めの解熱剤や鎮痛剤の情報もありました。

 

⑥ 問題なければワクチン接種カードを受け取り、記載内容と2回目接種の日付を確認して帰宅。

 

⑦ 2回目接種時も①~④までは1回目接種と同様でしたが、接種後の待機時間のあと、一人ひとり目立った体調不良などが無いことを看護師が対面で確認し、体温・酸素飽和度・血圧をもう一度測って②の記録と比べる、という工程がありました。その後、2回分の接種内容が記載されたワクチンカードを受け取って帰宅します。

 

待ち時間をいれて実質2時間弱くらいでしょうか。割とスムーズに受けられました。

ちなみにもっと前には、ワクチン接種に来る人が少ないので客寄せ?でお米や軽食を配っていたり、運営側の不慣れもあって6時間以上の待ち時間がかかったりした例もあったようです。

 

ワクチン接種後の副反応と感想

私はワクチン後の副反応に備えて、日本同様に以下のようなグッズも買い置きしてありました。

 

 

ポカリ・冷えピタ・解熱鎮痛剤(タイレノール)・みかんの缶詰パック。セブのスーパーや薬局で普通に買えます。

 

ちなみに、冷凍ピザやアイスなども買い込んで数日寝込む覚悟で挑んだのですが、腕がとにかく上がらないのと2回目の頭痛がひどかったくらいで、熱は37度台が半日ほど続いた程度で済みました。

 

セブでは、大きなモールなどの飲食店に行くと、「店内での飲食はワクチン完全接種者のみ」というところも増えてきており(未接種の場合は持ち帰りにしてモール内に用意された屋外飲食エリアで食べられる)、厳しめのお店ではワクチン接種カードの提示も求められます。

 

お店の入り口でワクチンカードを提示しないと、その場でテイクアウト注文しか選択肢がなくなります。こちらはSM Seasideモール内のレストラン。

 

日本で議論になっているワクチンパスポートのような感じですね。

 

フィリピンでも「接種は義務ではない」「未接種者への差別や解雇はしてはいけない」、という風にはなっていますが、フィリピン政府が決定したお店などの営業制限解除の条件として「従業員全員のワクチン接種」が必須となっていたり、前述のようにレストランで食事ができなかったりするので、日本にくらべてワクチン未接種者にとって不便なことが多いように思います。

私自身も、ワクチン接種自体に不安はありましたが、やっぱり異国でコロナにかかって重症化するのも怖いので、フィリピンの中では比較的ワクチンが豊富に供給されているセブで日本と同じファイザーワクチンを打つことができて、よかったなあと思えました。

資料請求や留学相談は以下のメニューよりお気軽にお問い合わせください。

プレミア・ホテルキャンパス 一覧

ページトップ