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【フィリピン留学準備】現地SIMで留学中も快適にネットする方法!【2021年度版】

ここ数年、日本の大手通信会社で購入したスマートフォンのSIMフリー化が手軽にできるようになり、海外滞在中は現地国のSIMカードを入れてお手頃にネットを使う、というスタイルが一般的になってきました。

フィリピン・セブのほとんどの語学学校には無料Wi-Fiがありますが、学内や宿舎の一部では使えない場所があったり、授業の休み時間や夕食後など多数の生徒が接続する時間帯はつながりにくくなる場合もあります。
そして、滞在が長くなるほど、学校の外で観光するときに地図や検索などでネットを使いたい、外出先でタクシー配車アプリの「Grab」(別記事で詳しく解説しています)を使いたい、という機会も増えると思います。

 

フィリピン留学中に学校のWi-Fi以外でネットをするためには、以下の方法があります。

 

(現地の通信料が2019年執筆当時より安くなっているため、2021年に最新情報へ更新しています。)

 


A. 日本で契約している携帯会社で、「海外パケホーダイ」などの渡航国別の定額ネット利用プランに加入しておく ←1日あたり3千円前後など、もっとも高額な方法です。1週間など短期の方向け。

 

B.  空港でWi-Fiルーター(モバイルWi-FiやポケットWi-Fi)をレンタルする ←複数の端末で使えるメリットもありますが、こちらも1日あたり数百円~千円弱はかかるため(4週間で2~4万円前後)、1~2週間など短期の方向け。

 

C.  日本で自分の携帯をSIMフリーにする、もしくはSIMフリー携帯を別に購入して、現地で現地通信会社のSIMカードを購入し、現地の安い通信プランをプリペイドで使う ← SIMロック解除が無料~3千円+現地SIMカード代40~65ペソ(150円以内)+定額プラン登録が1ヶ月10GBで999ペソ(約2100円)…4週間で、合計2500~5000円前後です。 最もリーズナブルで、特に12週間以上の方にはお勧めの方法です!


 

ここでは、Cの方法について、順を追って説明していきますね。

 

SIMカード

 

① 自分の携帯をSIMフリーにする、もしくはSIMフリー携帯を別に購入する


日本で購入した携帯(スマートフォン)の多くは、購入した通信会社のSIMカードしか使えないようなロックがかかっています。
海外で現地通信会社のSIMを入れるためには、まず、自分の携帯をSIMフリー化しなければなりません。

お使いの携帯の通信会社(docomo/softbank/au等)のショップや公式ページにて、SIMフリーにする(=SIMロックを解除する)ための条件や料金を確認して下さい。使用している端末や購入時期、契約内容や解除方法等によりますが、無料~3000円ほどでSIMフリーにできることが多いようです。

 

一度SIMフリーにすると、フィリピン留学中だけでなく、その後の海外旅行先でも現地SIMが使えるので、よく海外に行かれる方はぜひSIMフリー化を検討してみて下さい。

 

また、海外専用に、SIMフリーのスマートフォンを購入する方もいらっしゃいます。日本でも購入できますし、フィリピンなら1万円以下でSIMフリースマホを購入できます(ただし日本語表示ができない機種も多いです)。

 

② 現地でSIMカードを購入する

 

SIMカードの種類はフィリピンの場合、Globe(グローブ)、SMART(スマート)、SUN(サン)という3つのキャリアのどれかになると思います。GlobeとSmartが大手2社で、留学生の方にはこの2社のどちらかのSIMカードがお勧めです。

 

SIMカードを購入できるのは、空港のSIM販売所(マニラ空港内またはセブマクタン空港の建物外にあります)か現地ショッピングモール内のロードステーションと呼ばれるお店です。

 

空港のSIM販売所

 

ただし、空港のSIM販売所は混雑していたり、語学学校の迎えが来ている時には立ち寄れない(他の方を待たせてしまう)場合もあります。また、店員さんから提案をされたときのコミュニケーションに不安がある方もいらっしゃいますよね。


多くの学校では、到着後最初の平日(オリエンテーション日)に、ショッピングモールへのご案内ツアーがあるので、その際にSIMを購入したい旨をスタッフに伝えると良いです。

 

SIMカードの値段は40ペソから65ペソ。(約90~140円)これで現地の電話番号が手に入ります!


SIMカード購入時には、以下の2点に気を付けて下さい!

・SIMカードのサイズは「Regular」、「Micro」、「Nano」、の3種類あります。利用端末に合ったサイズのSIMを購入しましょう! 下の写真のようなTri-CutやMulti-Cutというタイプのものだと、3種類のサイズのどれでも対応できる切れ目がはいっています。

 

SIM

 

LTE/4G対応のSIMを購入すること!まれにLTE非対応のSIMが売られていることがあります。(セブでは3Gしか入らない地域もまだまだたくさんありますが…)

 

③ プリペイドロード(通信料)を購入する

 

SIMフリーの携帯に現地のSIMカードを入れただけでは、まだネットも通話もできません。

ここに通信料となるお金をチャージすることを「ロード(Load)する」と言います。ロード方法は、コンビニやモール内の携帯ショップ等でプリペイド(前払い制)のロードカード(100ペソ、300ペソ、500ペソのカードがあります)を購入して自分で携帯にチャージするか、モール内のロードステーションや、路上にあるサリサリストアという小さなお店などで、店員さんに携帯とお金を渡してチャージしてもらう(10ペソなど少額から可能)、という方法があります。


慣れないうちは知らない店員さんに携帯を預けるのも不安だと思いますので、ロードカードを購入する方が安心です。

 

プリペイドロードカード

 

注意点として、SIMの会社と同じ会社のロードカードを購入して下さい!GlobeのSIMを入れたのに、Smartのロードカードを購入しても使えません。

購入したロードカードの裏面にある灰色部分を削り、出てきた識別番号を端末に入力してチャージします。

(チャージ方法はカードの裏面に詳しく書かれています)

 

また、空港では、SIMカードと数日間使えるロード分をセットにしたトラベラーズパックという物を購入できることがあります。(空港でしか購入できないため、ここでは省略します)

 

④ 各通信会社が用意されているプリペイド定額ネットプランを選び、登録する

 

上記までの作業で通信料をチャージした後、携帯電話の設定で「モバイルデータ通信」をONにすると、通話や、1分あたりの料金でネットを使えるようになります。

ですが、フィリピンの通信会社各社では非常にお得な定額ネットプラン(「Promo」と呼ばれます)をたくさん用意していて、利用スタイルに合わせてプランを選び、登録することでより安くなります!

この「定額ネットプラン」の種類がとにかく多く、日本から来てすぐですと余計にややこしく感じると思います。

 

Globe社の場合、ネット定額でよく使われるのは以下のプランです。(すべてではありません。他にも定額通話を組み合わせたプラン等もあります。)

 

● GoSURF15  2日間で100MB(Instagram 30MB分無料のおまけつき)…15ペソ

● GoSURF50  3日間で2GB(フィリピン3社の携帯へのSMS送信無料、選択したアプリの使用1GBのおまけつき)…50ペソ

● GoSURF299  30日間で2GB(選択したアプリの使用10GBのおまけつき)…299ペソ

● GoSURF599  30日間で5GB(選択したアプリの使用10GBのおまけつき)…599ペソ

● GoSURF999  30日間で10GB(選択したアプリの使用10GBのおまけつき)…999ペソ

 

③で携帯にチャージした範囲内の金額のプランが登録できるので、各プランに登録する前に、ロードカードなどを購入して必要額をチャージしておきましょう。(例:GoSURF999に登録するなら、500ペソのロードカードを2枚購入して1000ペソをチャージしておく)

 

平日は学校内で過ごすことが多く、学校Wi-Fiを主に使う方は、金曜日に「3日間2GB50ペソ」のプランを登録し、金・土・日の週末だけ外でネットを使う、という方法がお勧めです。定額プランを登録した後、携帯の設定で「モバイルデータ通信」をONにします。

登録したその瞬間から、3日間なら72時間で決まった容量を使いきれば良いです。

 

1ヶ月単位での登録が一番楽ですが、GoSURF299(30日間2GBで299ペソ)はかなり容量を節約しないと30日も持ちません…。1ヶ月(正確には30日間です)単位の登録なら、GoSURF599(30日間5GBで599ペソ)かGoSURF999(30日間10GBで999ペソ)の方が使い勝手が良いと思います。

 

上のGoSURFの場合、プランの登録方法は、Globe社のプリペイドSIMが挿入された端末から、8080へ上記の定額プラン名(例:GoSURF15)をテキスト(SMS、文字メッセージ)で送信するだけです。
すぐに「You are now registered to GoSURF15. Enjoy 100MB for surfing valid till 2021-○-○, ○:○:○… (GoSURF15に登録されました。○月○日の○時○分○秒まで、100MB分のインターネットをお楽しみ下さい。…)」というテキストメッセージを受信します。そのあと、端末の設定から、モバイルデータ通信をオンにします。これで、使用期限か100MBの容量に達するまではネットが利用できます。

 

プランごとの規定の容量を使い切ったり使用期限が来ると、Globe社から「Your GoSURF has expired.」という期限切れのテキストメッセージが届きます。

定額プランの期限が終了したら、忘れずに、端末の設定からモバイルデータ通信をオフにしましょう。ちなみに、定額プランを利用しないでインターネットに接続する場合の通信料は、Globe社では15分間あたり5ペソです。

 

通信料がプリペイド式なのも、数日間単位の定額プランをその都度登録するのも、日本ではあまりなじみのないやり方です。
最初は慣れないかもしれませんが、学校の先生に英語で聞いてみるのも良い勉強になりますし、日本人スタッフがいる場合は聞いてみると分かりやすく説明してくれると思います!

 

現地SIMと定額プランを上手に使いこなして、留学生活をより充実させてくださいね!

 

※ 日本の携帯会社のSIMロック解除要件や手数料、現地定額プランの内容や料金等は予告なく変更される場合があります。

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