Sedaホテルの朝食ブッフェでフィリピン定番朝食&旅行気分!
こちらセブでは、コロナ後にも複数の新しいホテルがオープンしていますが、そのうちのひとつ、ITパークのSeda(セダ)ホテルが、週末限定の朝食ブッフェ(バイキング)を開始していました。
朝食ブッフェは、上の看板の右側の「Breakfast Buffet Weekender」というもので、料金は一人600ペソ(約1,308円)。
左側のリモートワーク用のプラン(9時から18時まで、Wi-Fiと軽食とお代わり自由のコーヒーとお茶が付いて299ペソ)もなかなかお得です。
現在コロナの感染拡大はセブでは落ち着いていて、いろいろな事業やイベントなども再開していますが、海外はもちろんフィリピン国内の別の州や地域に行くには何かと規制があって面倒です。
私もいいかげん旅行に行きたい欲が高まっており、旅行気分を味わうためだけに、朝食ブッフェに行ってみることにしました。
Seda Central Bloc Cebu(セダ・セントラルブロック・セブ)ホテルの様子
セブには現在Sedaホテルが2つありますが、今回行ったのは、ITパークのショッピングモール、「Ayala Mall Central Bloc(アヤラモールセントラルブロック:別記事で紹介)」の隣にある「Seda Central Bloc Cebu(セダ・セントラルブロック・セブ)」の方です。
フィリピン各地で大型ショッピングモールやコンドミニアムをいくつも運営するアヤラグループのホテルで、2020年にオープンしました。新しく綺麗な17階建てで夜景の見えるレストランもあり、ショッピングモールだけでなく観光客に人気の屋台村「Sugbo Mercado(スグボ・メルカド)」(別記事で紹介)からも歩いてすぐと立地もとても良いので、海外からの観光が再開したらきっと人気が出ると思います。
右側がアヤラモールセントラルブロック、左側がSedaホテルです。
ホテルのロビーはこぢんまりとしています。
ホテルのグレードとしては、3.5~4つ星くらいでしょうか。4つ星のウォーターフロントホテルには負ける感じですが、設備の新しさや清潔さでこちらの方が良いという人も多いと思います。
朝食ブッフェの内容
朝食ブッフェをやっているレストラン「Misto」は、5階にあります。
私にとってはコロナ後初のブッフェだったのでルールを聞いてみると、現在「お客さんが自分で料理を取りに行くのではなく、担当のスタッフに頼んで取ってきてもらう」「オムレツやDimsum(飲茶)、ヌードルなどは各ステーションでスタッフに頼めば作って席まで持ってきてもらえる」とのことでした。
というわけで、料理が並んでいる写真はあまり撮れていません!
スタッフさんの右斜め後方から、それ欲しいなどと声をかけて取ってもらう感じでした。
私のおかゆを取ってくれているスタッフさん。
生野菜の品揃えは微妙でした。ドレッシングもフレンチ・シーザー・サウザンアイランドの3種類のみ。
離れたところから撮っているのでよく見えませんが、温かい料理は、炒飯・蒸し野菜・中華風野菜炒め(チャプスイ)・焼きそばなどがありました。
フィリピンの朝食といえば、ドライフィッシュやフライドフィッシュ。
今日はローカル風朝食に全振りしようと思って全種類少しずつとってもらいました。
カリカリベーコンや、甘いチョリソーソーセージもありました。
パンは、食パンとロールパン、パンデサルというシンプルなパンの他、ドーナツや蒸しパン、エンサイマダ(柔らかいパンにマーガリンとグラニュー糖、細切りチーズがかかっているフィリピンの名物菓子パン)などがありました。広告写真に載っていたクロワッサンは、無かったです!
ジャムとミニケーキはそれぞれ5種類ずつほどありました。
シリアルはコーンフレークの1種類のみありましたが、一緒に食べたいプレーンヨーグルトが無かったので(ストロベリーのみ)今回はパスしました。
オムレツとヌードルはこちらのステーションで頼んで作ってもらいます。
端のほうには飲茶(シュウマイ3種類)を蒸しているせいろもありました。
明るくて雰囲気の良い店内。料理の品揃えは少なめですが、この雰囲気で、普通のカフェよりも旅行に来てホテルにいる気分は味わえます。
5階ですが、大きな窓からは、隣のGarden Row(ITパーク内の飲食店が並ぶエリア)が良く見えます。
そして、こちらが私の今日の朝食。半分は担当のスタッフさんチョイスです。
日本人・外国人受けする食材が少なかったので、フィリピン朝食を意識して、ガーリックライスとフィリピン風おかゆの2種類のごはんと、フライドフィッシュ、蒸し野菜とソーセージを頼みました。
なぜか頼んでいないベーコンが大量に載せられていました。
ジュースはフィリピンの安いホテルによくある粉で作るものかと思ったら、ピュアなマンゴージュースで美味しかったです。
こちらはフィリピンのホテル朝食にはほぼ必ずあるといっていい、フィリピン風おかゆ。
柔らかく炊いたおかゆに、フィッシュソースやニンニクの効いた中華風のたれと葱、ゆで卵を入れて食べます。
ガーリックライスに、干し魚数種類。添えられているお酢を付けて食べます。
日本の一夜干しのようなソフトなものもあれば、メザシのように噛みごたえがあるもの、スルメを揚げたようなおつまみ風のものもあります。
このお皿はとりわけローカル色が強いですが、ご飯+魚なので日本人には結構なじみやすく、好きな人が多いかもしれません。
次のオムレツは、フィリピンのホテルを知らない方はびっくりするかもしれません。
見てくださいこのオムレツ!この雑っぷりがフィリピンのホテルオムレツです。
フィリピンのビジネスホテルに出張などで泊まったことのある方は、このヘッタクソなオムレツに懐かしさを感じるのではないでしょうか?
見た目は一切考慮していないけど、その分具を盛りだくさんに入れてくれるので、外見の割にけっこう美味しいんですよね。
私はこのオムレツを見て、なぜか改めて「フィリピンに来た~!」という気分になりました。(私はずっといますが)
結局、麺類や飲茶、パン類やシリアル、少しだけあったケーキ類などは食べず、ヨーグルトとコーヒーで終了しました。
ヨーグルトはストロベリー味一択でした。
どうやってもクリームの袋が手で破れず、これも海外のホテルあるあるだな~と思いました。
結局フォークで穴を開けて無理やりあけました。
感想とコスパ(厳しめ評価)
ホテルの朝食ブッフェとはいえ、海外からの観光客がほとんどいない今の時期には、日本人や外国人受けする料理をあまり用意していないことは想定の範囲内でしたし、600ペソという値段的にも、品揃えにはあまり期待はしていませんでした。
実際に、ローカルフィリピン人が好む「おかゆやガーリックライス、ドライフィッシュやチョリソー、焼きそばや卵料理等のフィリピン定番朝食」が中心で、「野菜やヨーグルトの種類が少ない」「甘いパンが多い」のも、今の状況ならしょうがないかな、と思います。
ただ、プランの広告写真に使われていた「クロワッサン・ぶどう・ハム・チーズ・ドライフルーツ」の全てが無かったのはショックでした。
これらの食材のうち2つでもあれば、もっと満足度は上がったと思います。
ちなみに、このホテルでのブッフェではない普通の朝食セットは400~500ペソなので、それに比べると選択肢の多いブッフェで600ペソというのは、まあ妥当な値段と言えるかもしれません。
セブでは、ローカルのお店の朝食セットは50ペソ~100ペソ(約110~220円)程度で食べられますが、お洒落なカフェや現地のお金持ちが通うようなレストランでしっかりした朝食をとると400~600ペソ(約870~1,300円)程度はかかります。
4つ星から5つ星ホテルのディナーブッフェなら1200~2500ペソ(約2,600~5,450円)ほどで、1500ペソ以上となるとステーキやお寿司、チーズや豪華なシーフード、珍しい輸入食材などが楽しめる感じです。
今回の朝食ブッフェは、旅行気分やフィリピン出張のビジネスホテル感を楽しむという目的であればアリですが、日本のホテルの充実した朝食ブッフェを知っている身としては、コストパフォーマンスは低く、同じ600ペソを出すならお洒落なレストランで豪華な朝食セットを食べたほうが良い、と思えました。
もちろん、今後フィリピンに外国人観光客がまた入れるようになれば、このホテルの朝食ブッフェも外国人向けに内容が変わっていくだろうと思いますので、それを期待したいと思います!
ホテル基本情報【Seda Central Bloc Cebu(セダセントラルブロックセブ)】
住所:Cebu I.T. Park, Padriga Street, Apas, Cebu City
電話番号: (032) 410-8899